もうドラマも終盤ってことで、奥さんも今回で他界なされるようで。
これから栄一は数多くの銀行設立に関わり、それどころかもはや専門分野がなんなのか分からんくらい多種の産業にわたって創業支援しまくる栄一。でもこの辺はダイジェスト的な感じで消化されるんだろうなあ……って感じがしている。
とりあえず今は三菱との海運業バトルですね。
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渋沢栄一のWikipedia見てると、数えるの諦めるくらい会社設立に関わっています。どのくらいドラマ内で回収しますかね。
つーか大隈重信、岩崎弥太郎に完全に操作というか利用されちゃってないか?これが政府の高官ってのは怖いぞ……。
岩崎弥太郎の情報戦術。渋沢栄一へのネガキャンと自分の味方を増やす行動を並行して行う。うーん、やっぱビジネスは手段を選ばず狡猾なやつがガンガン伸びるな……。
「国が守らねばならんのは人だ」という理想に対して、栄一がそれを現実的に埋める手段を見つけ出せていない限りは説得力ないんだよな。
結局現実として“人を多く助けている”のは岩崎弥太郎の方に見てるんですよね。自分の会社で大儲けして、その金で人雇ったり投資して他の人も働く事業拡大したりとか。
栄一の娘さんがお見合い。相手は伊達宗城のところの穂積さんって人のようで。
一応結婚してくれれば、この穂積さんが栄一の元で働いてくれそうじゃない?地味に優秀そうな感じ出てますけども。
本当に政府嫌われてるな。
予告で見てた「そろそろ大隈重信邪魔っすねえ……」が回収される時が来た。やってることが岩崎弥太郎との癒着だし。
臨時の御前会議を大隈重信抜きで行い、結果「どうか、黙って今すぐ辞表を出してください」。
入れ替わって権力者になったのは伊藤博文。
なんか新聞が嘘書いて……みたいなドラマ内の扱い、非常に今の日本のメディアのメタファーに聞こえるんだよな。
渋沢栄一と岩崎弥太郎が似ている、という五代友厚は鋭いですね。どちらも「自分が国を変える」という欲望か。
政府を追い出さられた大隈重信が、三菱の力を使いながら新しい政党作ろうとしてるとか割と最悪なパターンでは。明確に敵として立ち上がってしまった。
千代さんの「お前様は、昔から欲深いお方でしたよ」から言われた内容が全部グサグサ突き刺さるねえ。妻も家族も置いてやりたいことしに行ったり、敵と見做していた幕府に普通に仕官したりね。やっぱ振り返ると割とやべえ人なんだけど、栄一。
「千代は、病に倒れました」が急過ぎるんだよなあ……。もうちょい伏線欲しいのよ、いくらコレラだとしても。
感染症だから安易に家族も近付けない。なんかコロナと重なる部分あるね。みんな家にいるのに、千代さんに直接会えない。これ辛いなあ……。
奥さんの遺言は「生きて、必ずあなたの道を……」でした。こりゃ栄一くんも必ず自分の目指す理想を為すしかないね。
人の死は平等に、だけどタイミングは不公平に訪れるもんな……。
次回「栄一、あがく」。
ここから栄一が蘇るエピソードでしょうか。次回は慶喜も登場。要所要所で徳川慶喜に会うことで、栄一の道が正しい方向に修正されてる感あるな。