いろんなウイスキーを試してみたいが、まだやっぱり小さなバーに行くのは少し怖い。
そうなると自分で買って自宅飲みな訳ですが、初見のウイスキー700mlを購入して好みに合わなかった場合にだいぶ後悔する。
そこで50ml入りのミニボトルです。横に比較対象として500mlペットボトルを並べてみたけど小さいね。
近所のお店にはなかったので、思い切って先日仕事終わりに国分町のリカーマウンテンまで足を伸ばしてみると、そこそこな種類のミニボトルが置いてありました。
本当のこというと200mlとか350mlとかのボトルを探していたからちょっと不満もあるけど、多分アラン10年はハーフボトルとか出してないしね。
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さて、アラン10年。
個性豊かなアイランズに属するシングルモルトでありながら、その味わいは非常に飲みやすいらしい。スペイサイドかな？と思うくらいに感じる……という話も見ました。
結構前から気にはなっていたので、いざテイスティング。
アロマ
蜂蜜と甘い焼き菓子のような香り。次いで爽やかな花のような香り。グラスに注いでから少し時間をおくと、バニラっぽい甘さも香りに混じる。
フレーバー
まずはほのかな潮気と甘みが広がる。甘さの中にスパイシーさが広がり、後味には甘さは消えて僅かにビター。
甘く始まるが余韻は甘くなく、すっと抜ける印象。フィニッシュは香りも相まって、甘さよりも爽やかさが残る。
総評
これは……美味しいですね。ピート感もないからウイスキー初心者にもおすすめできる。ネットで見ると微かな潮気に言及するものがなかったので、これ感じてるの僕だけ……？という不安はあるんだけど。
軽快な飲み口でありながらコンテンツは多彩で、しっかりと感じる甘さとフラワリーな爽やかさの中に僅かに潮気、後味にビターさも兼ね備えています。
「アランはハイボールが美味い」というのも見ていたので、早速ハイボールに。ソーダで割ってみて感動したのが、全然味わいのバランスが崩れない点。
さすがに甘さは抑えめになるものの、爽やかさ・ビターさが出てきて、これがまたハイボールという飲み方にガッチリ噛み合う。抑えめになった甘さも味わいの奥にはしっかり存在感を醸していて……こいつは美味いわ。
買ってきて開けたばかりということもあるのか、少し口当たりが固く感じた。これって時間が経つと落ち着いてきて、より美味しくなる気配を感じるんですよね。
クライヌリッシュ14年を飲み終えたらアラン10年の700mlボトルを購入して、自宅のメインウイスキーにしてもいいかなと思うくらい美味しかった。今回は50mlですから2杯分もないわけで、これじゃあ時間と共に味わいが変化していくことは楽しめないしね。
値段も探せば4000円切るくらいで手に入りそうな金額。シングルモルトウイスキーでは結構リーズナブルな方だと思うのも嬉しい。
これは普段使いのウイスキーとしてはかなりいいと思います。こりゃコスパも込みで評価高いわけだわ、アラン10年。
