ようやくタリスカー10年を買いました。本来なら買うはずだった時にはピッタリ売り切れていたタリスカーだけど、代わりに別のお店で200mlのミニボトルを見つけることができて結果的にオーライ。
普通の700mlで買うより割高になってしまうんだけど、代わりに色んなウイスキー自宅に置いとけると思うとミニボトルだいぶいいですね。毎日飲むような人間でもないから、むしろこの量でちょうどいいまである。
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アロマ
強いスモーキーさ、その中に包まれるように潮風、フルーティーで甘味のある果実。
「岩ガキのような……」と書かれていたりするレビューも見かけたので頑張って岩ガキ探してみたけど、自分の鼻では見つけられませんでした。残念……。
フレーバー
潮気、甘さと同時にピリッとするスパイシーさ。後半にかけてピート由来のスモーキーさが伸びる。
クライヌリッシュのようなコンテンツが多く複雑な美味しさとは異なり、ピーティ、ブリニー、スパイシーといった具合に力強いコンテンツがガンガン押し寄せてくる感覚。パワフルな海を想起させる、荒波のスカイ島のイメージ通りな味。
総合感想
強すぎないピートのスモーキーさとタリスカーの個性とも言える明確な潮気が楽しい一本。それぞれの味のインパクトは強めだけど、それらが素晴らしいバランスでまとまっているのがお見事。
アイラモルトではないが、このピート感は先日書いたブルックラディよりもアイラ入門として適性あるんじゃないでしょうか……タリスカーを飲んでみてクセが好みなら、ボウモアなどにチャレンジ。まだ物足りないならアードベッグやラフロイグに挑戦する感じで。
公式がおすすめするように、ハイボールがとにかく美味い。胡椒のようなスパイシーさと潮気が一気に前面に出てきて、海感がだいぶ強まります。一方でピートのクセは落ち着くので、タリスカーのストレート・ロックなどが苦手な人でもハイボールならピッタリハマって美味しく感じる人もいそう。
アルコール度数は45.8%あるがストレートで飲んでもアルコールのアタックは驚くほどなく、飲み口はスムース。ストレートだとフルーティーな甘味もしっかり感じることができ、思っていたよりも味に深みがあることに気がつく。
食事に合わせてハイボール、じっくり味わう時にナッツをつまみながらロックやストレート……とシチュエーションを選ばないオールラウンダー。割とどうやっても美味しい上、コスパもシングルモルトの中ではかなり良い方。700mlで3000円台は安いですね。
これは……次700mlで買っちまいそうだ。久しぶりに飲みましたけど、こんなに自分と相性いいとは思わなかった。