いつでも買えるが故に、逆に買わないでいた「ブラックニッカスペシャル」をついに購入。
1200円以下で買えるウイスキーながら、YouTubeで観るウイスキー紹介系の動画では軒並み評判が良いんですよね。
値段に対して、それに見合わぬクオリティの高さってことなんだろうけど……その実態とは。
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フレーバー
フルーティさというよりモルティな甘味。続けてビターさが顔を出し、フィニッシュ微かにピートが抜ける。
総合感想
味と香りが一致しているバランスの良いウイスキー。
原料であるモルト・グレーンらしい甘さ、後味に残る穏やかな土系のピート感。それらが味・香り共に同じ順番で立ち現れる。
フルーティーというレビューも結構見かけたけど、個人的にはあまりフルーティーという印象は受けなかった。シングルモルトでもっとフルーツ感の強いものをいくつも飲んできてしまったからかもしれない。
面白かったのがハイボールにすると一気に味わいの中に甘さが伸びるのが驚き。ストレートやロックで感じたビターさがなくなり、想像以上に甘く感じるようになる。
それでいて穏やかだったピート感はハイボールにしても残っており、飲みやすいけど味は複層的で深みはある。
個人的にはハイボールがダントツで美味しい飲み方だと思います。
自分が観ているYouTubeチャンネルではどこでも誉められているブラックニッカスペシャル。
実際に飲んでみると、それも納得の味だった。このクオリティで1000円台前半ってすごいこと。名酒というものではないけど、日常的に自宅飲みするウイスキーとしてはトップクラスの佳酒という感じ。
加えて自宅に買った初のブレンデッドウイスキー。
シングルモルトのように明確な個性があるのも良いけれど、ブレンデッドならではのバランスの取れた飲みやすさは安心感がある。
ブラックニッカスペシャルの場合、バランス取りすぎて物足りないってこともなく。しっかりとピートの個性なども兼ね備えてるしね。
……ここから自分だけかもしれないが。
味は美味い。美味いんだけど、なんか悪酔いする。身体に合わないんだろうか。
味は好きなんだが……残念だけど友人にプレゼントすることにします。