ここ最近、立憲民主党……というか枝野代表の言ってることがおかしいですねえ。選挙を睨んで存在感出そうとしているのかもしれないけど、その度に墓穴掘ってるぞ。
以下産経ニュースより引用。
立憲民主党の枝野幸男代表は15日、菅義偉(すが・よしひで)首相に代わる「衆院選の顔」を決める総裁選を実施する自民党について、平成24年に政権を失った旧民主党の姿に重ね合わせた。東京都内で記者団に「自民党はこの2、3カ月、あのときのような民主党化している。こちら(立民)がむしろ、安定と安心感を示してきている」と述べ、衆院選への自信をのぞかせた。
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実はこの発言最高クラスに面白いことになっていると思うのは自分だけですかね。
文脈としては、どう考えても「自民党はあの時の民主党のように酷くなっている」という意味での「旧民主党化」発言。
……ところで安倍前総理が「民主党政権は悪夢の政権だった」とか発言した時、必死に否定というか批判というかしていたと思うんですよ。それはもちろん「旧民主党政権はいい政権だっただろ!」というニュアンスだったはず。
さあ、もうお分かりですね。
現在の自民党政権を批判する意味で「旧民主党化している」という言葉を使ったということは、旧民主党政権はダメな政権だったと自ら認めているのと同じなんだよなあ……。枝野代表、もう支離滅裂ですわ。自分が言っていることがおかしくなっていることに気が付かないと……。
「菅義偉内閣の新型コロナウイルス対策などの問題を浮き彫りにし、退陣に追い込むことができ、一定の役割は果たせた」。14日、西日本新聞の単独インタビューに応じた立憲民主党の枝野幸男代表は、4月の衆参3選挙や8月にあった首相の地元、横浜市長選など大型選挙で支援した候補が勝利を重ねてきたことを、立民結党1年の「成果」と強調した。
ついでに西日本新聞からの引用も。
菅内閣を退陣に追い込んだことを「成果」と捉えているようだから話にならない。自分たちの仕事はなんだと思ってるんですかね、この人。そうじゃなくて日本のためにどういう政治をしてきたか、少なくとも野党として与党・内閣に国会などを通じてどのような政策を提言してきたかという中身で勝負してくれ。
選挙の話しかしてないし、そもそも菅内閣退陣じゃなくて任期満了でしかないし、菅内閣のコロナ対策の問題を浮き彫りにできたと仮定してその問題にどういう解決方法を持ってきたんだ立憲民主党は……などとツッコミポイント多い。本当に国のこと考えてます?
先日アベノミクスの検証を掲げた立憲民主党に対して「やることのタイミングズレてる」ってことを当ブログで書いたんだけど、よく考えたらタイミング以外にも嗅覚が根本的にズレてることに気が付いた。
立憲民主党の目標は政権交代だと思うんだけど(やってることズレすぎて本当はそう見えないんだけどね)、だとしたら自民党との圧倒的支持率の差をひっくり返すために「今立憲民主党を支持していない人を支持者に取り込む」のが正しい戦術だと思うわけです。
「アベノミクスの検証をする」で喜ぶの、今の立憲民主党支持者と……あとは共産党など他の野党の支持者の一部くらいだと思うんですよね。支持政党ない人とかこれでなびかないって。選挙対策として打ち出したとしても、大して新規の立憲民主党支持者増えそうもない戦術をわざわざ取っているという。今の支持者が喜ぶだけで何も変わらないから、結局支持率は5〜6%くらいのままなんじゃないのこれ。それでなんで選挙勝てると思ってんのこれ。
わざとやってるなら本当は政権取る気なんてなくてポーズだけ見せていることになるし、本気で政権交代できると思って言ってるならセンスないと思うよ。
しばらく政治についてはこのブログで触れないようにしていたんだけど、自民党総裁選前後から野党が活発化して、なんか変なニュース急増した気がしたので久しぶりに触れております。
今回の総裁選結構不安も多くて、前回のように「まあ菅さんになるだろうな……」みたいに予測できないのがちょっと怖い。
河野さんは立候補してからの発言が毎日のように変わってて、明確なビジョンと信念を持っている人か心配になる。個人的には皇室に対する考え方一つでもうNGで、トップに立つのではなくて大臣などで言われた業務を遂行するのが向いているタイプの人だと思う……実際ワクチン確保などはきっちりやってくれた方だし。
現在の国際情勢なんかを踏まえると、理想じゃなくて現実を見てちゃんと国防考えてそうな高市さんがベターなのかな……という印象なんだけど、あの方もあの方で少々思想が過激な部分もありますからね。今回の総裁選は本当に読めないな……というか、立候補した人誰がなっても、何かしらの問題起きそうな感じがしなくもないのが。