前作の大河ドラマ「麒麟がくる」に対する若干の不満というか、不自然ポイントとして異様な回数行われた光秀のお使いクエスト数な訳ですが、今回の場合は一橋家臣になり、篤太夫という武士としての名前を頂いた上で正式なお仕事で薩摩の調査……って感じで自然な流れ感はあります。
軽めのノリもあるけれども、今回の「青天を衝け」は全体的に無理筋なストーリー展開があまり見えず、ちゃんと伏線があったり物事に順序が見えていいなあと。
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初めての俸禄。これ月給制だったんですかね、武士って。
でもまず借金ありましたね。返済も考えると安易に使えないよな栄一たち。
平岡円四郎から頂いた名前「篤太夫」。
喜作がついでっぽい感じで頂いた「成一郎」。
これ成一郎の方がカッケェよね。“太夫”部分がなんとも。
んでオープニングの役名も「渋沢篤太夫」になってるの、細かいけどちゃんとしてますね。
開幕家康は久しぶりかな?
まあ今回は「時代が一橋に移ったぜ」くらいの軽い解説でしたなあ……。
一橋家、外の家から優秀な人が集まる系の家ですね。なんか曹操みたいだ。
そして慶喜使ってコメディパートは新鮮だな。これは渋沢パートと慶喜パートが一つに繋がったストーリー的な進展の暗喩ですかね。
長七郎これどうするんでしょうか。やっと兄貴が会うこと自体はできたけど、助ける道筋が全く見えねえという。
栄一と喜作は、今で言うと一橋に住民票移った感じでいいのかな。村には帰れなくなったみたいだけど。
さて、栄一改めて篤太夫に与えられたミッションは「隠密」でございました。
薩摩の優秀な人間を偵察、優秀なら一橋にスカウトしたい。しかし平岡さん人間的素敵人間な上に能力も高い完璧超人だよなあ。
んで折田洋蔵、これ優秀な人間には見えねえんだけどこれ……。
あと何回自分の役職言うねん!!
吉之助さん!ここで西郷隆盛が登場。やっぱ洋蔵さんちょっとアレな人ってことですかね?
西郷と折田の話を聞きながら情報サーチ。
なんか今回のメインだと思われていた隠密行動、さらっと終わったね。
うーん、長七郎をこの流れで牢から出しつつ、加えて一橋にスカウトさせるつもりかな?これは。
今回は割とはっきりと島津を悪役として描くね。まあこうなるよなあ……「西郷どん」の時の逆だ。そう安易に善悪で描き分けられるとちょっとねえ……。
ともあれ薩摩に対してきっちり慶喜が先手を取って、政治のアドバンテージをキープしております。
薩摩藩の目的が「国を良くする」じゃなくて「徳川慶喜を倒す」になってるのがどうしようもない。
「薩摩の殿様に国を治める徳がありますか?」
これに対して西郷隆盛が言い返せないんだから、西郷自身も自分のところの殿様に問題があるとは思っているんだろうな。
平岡円四郎の様なあまり先のことが見えすぎる人間は、非業の最期を迎える。
西郷隆盛による死亡フラグ……。
次回「恩人暗殺」。
これは平岡さんやべえ感じかな……。それだけでなく、栄一たちが一橋に仕えたことによる問題も色々起きそうです。