年末に実装され「NPチャージ50持ちの全体宝具……強いやん！」となった直後、年明けに村正が実装されたことで少し哀しみを背負った伊吹童子さん。
村正と違って宝具はバスタータイプなのでNP回収が出来ず、単純な周回性能では劣ると言わざるを得ないのですが……今開催されているイベントの聖杯戦線で起用してみて、改めて単騎性能の高さや変則的な場面での有用性に気が付いているところ。
ほとんど村正の下位互換だと思ってたけど、使い方の住み分けはちゃんとできてる感じだなあ。
スポンサーリンク
自己完結した強さが聖杯戦線に噛み合う
聖杯戦線では基本的にサーヴァント1体のみで戦う場面がほとんどなので、実際にそうして伊吹童子1体だけで戦ってみると強さがよく分かる。
村正と比較すると……
NPチャージに加えて3回/3ターン持続の数値高めの攻撃バフ・山河の膂力［A+］
バスター性能アップと防御バフをそれぞれ3ターンに加えスターも獲得する八脈怒涛［B］
敵単体に宝具封印1ターン・自身のクリティカル威力アップ3ターン・死霊特攻3ターンの複合スキルであるケガレの指先［A］
という感じで、ターンを跨いでかかるバフが多く宝具が撃てないターンでの火力に優れる。村正は倍率は高いが1ターンしか持たない火力スキルですからね。
防御アップ3ターンが聖杯戦線で地味に効果を発揮していて、クラス相性が等倍くらいの相手なら全然耐えてくれるようになる。場持ちの良さも今回のようなイベントでは強み。
根本的に伊吹童子のカード構成がスキルに良く噛み合っていて、バスター3枚・アーツクイックそれぞれ1枚なんですよね。
これで伊吹童子1体のみで出撃するとどうなるかというと、必ずバスター3枚チェインでカードが切れるわけです。スキルのバスター性能アップの恩恵をフルに3ターン受け続けることができる。
実際の聖杯戦線での動きは、とりあえず礼装に適当なNP50くらいついてるものを付けて出撃。スキル全部使ってバスター3枚切ると火力バフとスター発生、クリティカル威力アップバフも乗ってそれだけで倒しきれてしまうこともしばしば。
倒せなかった場合も防御アップがかかった状態で攻撃を受け生存し、溜まっているNPで宝具を絡めたバスターチェインを撃つなり温存してまたバスター殴りするなりであっさり落とせる。
このゲームで単騎運用する場面なんてなかなかないものの、この局面においては明確に村正より優秀じゃないかと思います。なかなか局所的だけどね。
防御無視型の全体宝具なので宝具火力自体は低めなため、クリティカルじゃなくても攻撃バフ・バスターバフで火力の伸びているバスター殴りしてしまった方がダメージは出る……かも。
「宝具に依存しない強さ」は不遇なバスター宝具のサーヴァントに対して、卑弥呼実装前後から運営側が考えているコンセプトなのかなと勝手に想像してるけど、伊吹童子もまたその道にいる気がする。
あと前々から変則周回では村正より機能するような話も出てるけど、そんな伊吹童子が活躍できる変則周回クエストのあるイベントがまだ来てないのでその辺も確認したいところ。
まだ今回の聖杯戦線は折り返しというところですが、セイバー編成ができるマップであれば伊吹童子持っている方は出撃させてみるといいかもしれません。一度も倒されないまま3〜4騎落としたりしてくれる優秀な蛇ですよ。
