セイバークラスの全体バスター宝具……ってことで露骨にアルトリアと比較され、そのせいなのか妙に攻略サイトなどでの点数が低いが、このサーヴァント自体の性能を見たら普通に強い。
「アルトリア持ってたらいらない」とか書かれてるが、アルトリア持ってるけど欲しいと思って引きに行きましたけどね僕。あとかわいいし。再臨前の方がかわいいでしょうこれ(個人的な意見です)。
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宝具
宝具は無敵貫通・防御無視の全体バスター攻撃+バスター耐性ダウンを付与の割と盛りだくさん性能。
アルトリアと比較した場合所持スキルの違いもあり火力は当然負けるが、地味に無敵貫通が大きく、その後のバスター耐性ダウンも絡めるとギミック対応と継続火力に向かった性能だと思う。後述するスキル周りもアルトリアとは異なり、宝具が撃てないターンでもクリティカル殴りで火力が出せるようになっているし、この時点で一撃の瞬間火力に振り切ったアルトリアとは差別化はされてると思う。
とはいえあくまで「アルトリアと比べたら」火力が低いのであって決して低いものではないから、例えばイベント周回で2wave目を伊吹童子、3wave目をアルトリアというような使い方も可能。アルトリアのスキル「カリスマ」による攻撃アップが伊吹童子にも乗ることを考えると、アルトリアと並べて使うのも全然有効だと思います。セイバークラスはスカディや術アルトリアによるシステムをやたら組みにくくされてるからね。
スキル
・山河の膂力[A+]
回数制の攻撃力アップバフとNPチャージ。
特筆すべきなのはNPのチャージ量で、スキルを10まで上げ切ると50のチャージです。これはさりげなくセイバークラス初らしい。
50チャージとなるとイベントによっては、イベント礼装+スキルで宝具が撃てる場面もおそらく出てきます。周回ゲーであることを考えるとこれは大きいと思う。
自力で50と考えると、孔明や司馬懿もサポーターとして当然選択肢となる。伊吹童子・アルトリア・マーリンの編成なんかもいいですね。
・八脈怒涛[B]
バスター性能アップ3ターン、防御アップ3ターン、スター獲得の複合スキル。
スキル1とは異なる火力アップなので乗算で伸びるのは手堅く優秀で、防御アップによる耐久力の増加がアルトリアとの運用の差異でもある。ある種火力全振りのアルトリアよりも汎用性が高いと言い換えることもできそう。
そしてスター獲得はスキル10で20個。これが第3スキルと単純に噛み合ってる。
・ケガレの指先[A]
単体に宝具封印を付与し、自身にクリティカル威力アップ3ターンと死霊特攻状態3ターンを付与。
分かりやすくスキル2で星出し、スキル3でクリティカルダメージを上げて叩くが可能です。理想言うとスター集中のコントロールは必要だから、宝具ではなくクリティカルで運用するならスター集中礼装を選んでもいいかもしれない。
アルトリアとは使い方が違う
こと周回に使う場合は似たような運用になるが、アルトリアとは違って無敵貫通・防御アップなどがある分ストーリー攻略などでは伊吹童子の方が刺さる場面は多そう。上とか下じゃなくて、役割がちょっと違うイメージです。
使える「局面」の広さという意味では伊吹童子は優秀なんじゃないかと。無敵貫通&防御無視の宝具は、アルトリアではダメージが取れない場面で安定したダメージを取れるソースとも言える。
クリティカル運用ならパーティ編成に卑弥呼を持ってくるのもありだと思います。
総じて比較対象がアルトリアなせいで低く見られている感触ですが、アルトリアが通りにくい場面を単体能力で通せたり周回では2体並べて活躍できたり、そもそも火力も低いわけではない……って感じで、実際に使うと思った以上に使い勝手がいいです。やりたいこととやれることが分かりやすいサーヴァントだと思います。
攻略サイトなんかで周回適性がアルトリアより低いのもややよく分からんが(火力は劣る代わりにNP50チャージ持ってるわけだし)、何よりアルトリアにはない無敵貫通貫通持ち、スキルで宝具封印もありながら高難易度適性もアルトリア同様の点数つけられてるのは理解に苦しむ部分がありますね。