心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

麒麟がくる 第二十三回「義輝、夏の終わりに」感想

しれっと前回の終わりで三好長慶が世を去り、今回のタイトルから判断するに足利義輝も危ない。
大河を観る前には録画しておいた、BSで再放送中の「太平記」を観ているため、足利尊氏の生涯を観た直後に足利義輝の終わりを観ることになるのですね。

戦国期足利将軍研究の最前線

戦国期足利将軍研究の最前線

  • 発売日: 2020/06/01
  • メディア: 単行本

切ない。
剣豪将軍・足利義輝で大河……とまでは行かずとも、2時間くらいのドラマ一本いけませんかね。政治家というよりも剣を学んだりする、一人の人間としての義輝的なやつ。

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20時直前にお腹が痛くなってトイレに行って、帰ってきたらオープニング流れてましたよね。はじめの1分弱見逃してるよね。

オープニング後は小牧山城で信長と会う光秀。ってことは美濃攻略あたりですか。
うーん、信長は上洛に対して消極的……というか、現実問題として今それどころじゃないって感じですね……秀吉じゃねえか!!

まあ今年は藤吉郎の出世物語じゃないからね。今年は信長に仕えるまでの部分はなしでいく藤吉郎。
足利義輝暗殺の噂は藤吉郎から伝えられるわけですか。
後半で光秀と秀吉が争うこと考えるとなかなか。これはこの時代の戦国ドラマでは毎度思う気持ちだけど。

足利義輝「誰かある」三連打。なんでこのシーン誰もいなかったんすかね?すっかりこのまま襲撃されんのかと思ったよ。

足利義昭が普通にいいお坊さんじゃないのよ……。そしてこうやって追いかけられるってことは、既に松永久秀サイドが動いてるね。確か義輝襲撃のタイミングで捕まるはずだしな……。


なんか今年の光秀不思議っすね。朝倉家臣って状態でもないし、でも朝倉の命令で京に出てきて……。
松永久秀が鋭いこと言いますね。将軍の「価値」の話はリアリストだな。でも松永久秀が命を奪うまではしようとしてはいないのが最近の研究反映。
細川藤孝でさえ足利義輝ではもう無理だと考えている。義輝の周りに誰もいないのはそういうことだったのね……。


めちゃくちゃ悲しい将軍だな今年の義輝。大名は誰も上洛せず、幕臣たちも離れてゆく。孤独ですねえ……。
「夏は終わった。わしの夏は……」足利義輝の夏、終わったというよりは訪れなかったような気がします。
これ、仮に光秀との出会いがもっと早かったとして変わったんですかね。もし早くても光秀には斎藤道三の下で美濃を支えないといけないし、出会ったところで光秀に何かできたのだろうか。マインドで将軍様が上手くいくものかね?

こりゃ東庵先生、この全てを失った状態を考えると駒ちゃんの薬爆売れで復活する流れっすか。
駒ちゃんのパートに足利義昭を絡めておくのは今後どう味わいが出ますかね。


越前に帰宅した光秀もまた割と失意よね。結局義輝を救うことは出来なかったわけだし、麒麟を呼びたいという気概を支えたいとは思っていたはずだもんな。
しかし光秀くん、自分が支えようとした人が次々に倒れていきますね。斎藤道三然り足利義輝然り。


おい義輝もナレーションで……と思ったら、予告で命取られてましたね。義輝の最期は次回「将軍の器」にてですか。
義輝の器と義昭の器のダブルミーニングっぽいな。