心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

ワタリ119問題

うーん、これなあファンの人には申し訳ないんですけれども。

ダイヤペット DK-3110 モリタスーパージャイロラダー

ダイヤペット DK-3110 モリタスーパージャイロラダー

  • 発売日: 2017/06/03
  • メディア: おもちゃ&ホビー

「有吉の壁」が好きで欠かさず観てるんだけど、出演者に元消防士という経歴の芸人・ワタリ119さんがいらっしゃるんですが……。
なんというかね、人としてめちゃくちゃピュアで真面目な人だなあとは思うんだけど、「お笑い」として彼の出演シーンで笑ったことがほとんどないっていう。

スポンサーリンク



そもそもお笑いの構造になってない時がありませんか

有吉さんが近付いてきた時にネタがスタートして、まずは設定が分かるように導入する。
そこからオチがある。あるいは一度展開してからオトす。
ざっくりいうとこういう感じだと思うんだけど(出オチパターンもあるが)、たまにワタリ119さんのネタは「オチ」が存在していない時があるのです。

そういう時は有吉さんが「ここからなんかあるんじゃない?」とかアシストするんだけど、本当にその先は用意されてないからグダグダになって結局×を出されるんですよね。
「なんでですか!」とかいう時もあるけど、笑うところが用意されてないんだからそりゃ×でしょうがとしか。起承転結で言うと、結がないどころか承で終わって「有吉さん、判定お願いします!」みたいな時あるからね。

ただしワタリ119さん、番組自体観なかったものの、R-1ぐらんぷりの決勝進出者。ちゃんとしたネタ作れるはずなんだけど、どういうことなの……と思ったら「作家がネタ作ったんじゃないの」なんて憶測が飛ぶくらい、普段バラエティに出ている時との差が大きいようです。


ワタリ119さん、すごく一所懸命なのは伝わってくる。ただし個人的には、その頑張ってる感が出てしまうと面白くなくなる。
ジャルジャルの漫才なんかそうで、凄まじい高速で一回でも言い間違ったら台無しのネタをノーミスで完走するのは面白いじゃなくて「すげえ……」になっちゃうんだよな。


「すげえ」とか「頑張ってる」とか、なんというかあるハードル超えちゃうと「面白い」をかき消しちゃう時があって。がむしゃらに身体張るタイプの芸風も、そこに本人のコメント力とかがあって初めて笑える。それがないと痛々しく感じる。
ワタリ119ファンって面白いから好きなのか、あの一所懸命さが好きなのかちょっと分からない時があります。