心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

ニュースは中身まで読まないといけませんな

これタイトルだけで判断すると「日本と違って検査をしっかりやってるから少ないんだ!」「日本はなぜ検査をしないんだ!」と言い出す人が多そうな、毎度お馴染みメディアの誘導タイトルって感じなんですけど……NHKもこれやるんだからどうしようもないよね。

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ちゃんと当該記事を読んでみると、後半に大事なことが書いてある。以下上記の記事から抜粋。

ドイツには、もともと集中治療に対応したベッドがイタリアのおよそ5倍にあたる2万8000床あり、医療体制が整っていたことも要因だと指摘されています。

研究所によりますと、感染者の年齢の中央値は45歳で、8割が60歳未満だということです。

大規模検査をしてコロナ陽性の患者が増えても、ドイツに関してはそれに耐えうるだけの医療体制が整っていること。
そして陽性となった場合に重症化しやすい高齢者の感染が少ないこと。
この2点を踏まえた上で「ドイツではなぜ感染者数に対して死者が少ないのか」を考えないといけないわけですよ。この記事、間接的に「ドイツだから可能だった」と書いているのと同じだと思うんだけど。


まず自国が「大規模な検査をした場合に、耐えられるだけの医療体制が整っているのか」を判断した上で現実に即した対応をしている。
難しいのに検査して崩壊したのが韓国やイタリアで、難しいと判断したから別の対応策でなんとか耐えているのが日本じゃないかと思う。

まあ日本の場合しばらく綱渡り的な状態で、なんつーか海の上で嵐が過ぎ去るのをただ祈りながら待つ船って感じはしますけどね。少しずつベッド数の確保もしつつ、検査が拡大できる体制を用意しているようなことも言ってましたけど……。


コロナ流行への対策を取るたびに学校教育やら経済活動やらの問題が噴出するの、批判がある人は理解できるものの政府側も天秤にかけて止むを得ずやってるとは思うんでね。
各種イベントに自粛要請しながらオリンピック関連だけ野放しなのはちょっと待てとは思ってますが。