心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

同情論法が通らない流れはいい傾向だと思う

グレタ・トゥーンベリさん、スペインへの移動手段がなくて困っているらしい。


スウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥンベリさんは1日、第25回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP25)の開催地がスペインに変わったことを受けて「誰かが移動を助けてくれたらうれしい」とツイートした。グレタさんは温暖化ガスの排出を抑える理由で飛行機に乗らないため、移動方法を探している。

うーん。
この人さあ、やっぱり色々引っかかるというか突っ込み所というか、多い。

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彼女が大きく取り上げられるきっかけになったスピーチもそうだったんだけど、基本的に「自分が何かする」という思考がないっぽいんだよな。
スピーチでは各国指導者を非難し「お前らがちゃんと環境問題に取り組まないと許さない!」と叫び、今回は「誰か私をスペインまで運んでくれたら嬉しい」だから。

普通に考えたら「あなた一人が乗らなくても飛行機は飛ぶんだから、乗っても環境への影響変わらないだろ」と思うんだけど……自分でアレだけブチ上げておいて今更飛行機乗るってのは、仮に本心では乗りたいと思っていても彼女を支持する人達の手前不可能なんだろう。……だからと言ってすぐ誰かに助けを求めていいって話でもないけどね?「自分で」それを選択したんだから(親の人形説もありますけど……)。


んでタイトルに書いた「同情論法」なんだけど、彼女のようなわずか16歳の少女が単身立ち上がり、世界を巻き込んで国連でスピーチするほどの影響を与えている、みたいな現在の状態。
ジャンヌ・ダルクに例える記事などもあってまさにって感じだが、現在の世界の被害者として英雄視されたり、さらに16歳という幼さから「子供相手に大人が攻撃するな!」といったことを言い出す人も少なからずいるわけですね。
ネットなどが発達したことで、この手のやり口に騙される人は減ってきてる感じがあっていい感じかなあと思う。年齢問わず、この規模のことをしている以上は規模に見合った責任というものが伴います。


根本的に間違ってると思うのが、彼女は自ら今の環境問題に対して疑問を持ち、立ち上がって色んな行動を起こし、各国の要人が集まるような国連の場で話をした。
彼女自身が大人と対等にやり合おうとしているのに、それを子供扱いするのが失礼だろうよ。そんな人が批判されるのをみて「可哀想」とか思う方がダメですよ。ちゃんと真っ当に討論しようとしているはずなんだから。


意地でも自力でどうにかしようとしない感じなのかな、彼女。
どうしても飛行機などのCO2排出する乗り物に乗りたくなければ、いっそテレビ会議みたいに今いる場所から中継で参加すりゃ良いじゃない。