心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

トリカエナハーレで見えてくるもの

「あいちトリエンナーレ」へのカウンターとして「あいちトリカエナハーレ」が開催されたようで。
それに関してちょっと面白いやりとりをTwitterで見かけましてね。

「あいちトリカエナハーレ2019、やってどんな良いことがあるんだろう」とツイートしたトリエンナーレ擁護派の人に対して「じゃあトリエンナーレもやってどんな良いことあったんですかね」というコメントが。それに対しては「分からないなら返信しなくていいですよ」で具体的に答えず、はっきり言うと“逃げた”んだよな。
……ある程度決め付け入ってて申し訳ないが、日本における反安倍の人や今回のような反トリカエナハーレのような人……有り体に言うと反日左翼系の人に多いのが「詭弁」「誤謬」です。

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精神的優位のマウント利用ですかね。
この論法めちゃくちゃしょうもなくて、反論された時に具体性のある回答が用意できないから「それが分からないなら黙っとけよ」で圧かけて「自分だけは分かってるんで……」という雰囲気だけ出して勝ったつもりになっているという、本当にしょうもない手口なんですよね。

今回見かけたやつは「あいちトリエンナーレもどんな良いことあったんですかねw」というコメントだったので、「分からないならコメントするな」に「草生やしても私には効果ありませんよ」の一文も添えてあった形。本人は気が付いてないかもしれないがそのコメントの「w」の方に話をすり替えている面もあるんですよね。精神的なマウント+論点のすり替えのキレイなコンボだぁ。
こういう奴には基本的に距離を置くのがベストですが、攻めたいなら全部理解した上で下手に出て「本当に分からないのでトリエンナーレ開催の良かったことを具体的に教えてもらえますか?」とかで詰めるのが定石でしょうか。コレで黙ればよし、コレで具体的な意見が出てきたらそこでようやくまともな議論がスタートできる。


こちらのゆっくり動画、少し長いけど本当に観た方がいいと思う。
いろんな詭弁と誤謬について解説してくれていて、知っていれば騙されずに済む場面が増えるはず。
そして自分が気が付かずその方法を使ってしまうことへのブレーキにもなると思います。それでも自分がやってそうで怖いんだがな。日々振り返らないと。


さて今回の「あいちトリカエナハーレ」ですが、開催後のここからが多分本番。おそらく開催した側の目的も、これを踏み絵にすることなんじゃないかと。
トリエンナーレ開催に「表現の自由」を盾にして賛同していた人々は、トリカエナハーレに対しても「表現の自由」があるので反対できないはずなのです。トリエンナーレを押し通したのにトリカエナハーレに反対した場合、言い分である「表現の自由」そのものを否定することになりますからね。ダブルスタンダードの完成。
表現の自由と言いながら本音は政治的・反日的な意味で賛同していた人間・組織は感情的にトリカエナハーレに反対してくるはずなので、この辺が炙り出されてくるんじゃねえかと思う。絶対に大村知事は反対できないはずなんだが、どうなるか。
既に嬉々としてネット記事にしてる朝日新聞さんは既に……。


個人的には「トリエンナーレ」とは別の理由で「トリカエナハーレ」の方には反対ですけど。このやり方だと相手と同じステージまで落ちてしまってるからなあ。
互いに感情的な攻撃と反撃になってきているので、流れとしては非常によろしくない。真に「表現の自由」を想う人からすると、かなりマズい流れが起きていると思います。

……とはいえ一方で「お前らがトリエンナーレでやったことはこのくらい不快なことなんだよ」とはっきり叩き付けたのは感情的には痛快ではあるんだけどね。