帰ってきた、血に染まる地下迷宮……
世界中を虜にしたハック&スラッシュRPGの最新作「ディアブロ3」。
実はPSで発売されていた「ディアブロ」は小学生の時にかなり遊んだもので、あのシンプルなゲーム内容に合わせたランダム生成ダンジョンと、これまたランダムに能力が付加されたアイテムを集めるストイックな楽しみは中毒性満載。
与えるダメージ+125%に加え、全能力が上昇する愛剣「サベッジ・グレートソード・オブ・ザ・ムーン」の名前を未だ覚えているあたりからも察することが出来るくらいに撃ハマりしていたゲームだった。
そんなディアブロの最新作、3がPS3で発売されたって言うんで買ってみたら……こりゃやべえ。
面白すぎる。
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「1」では○で攻撃、△で魔法くらいしかなかったアクションも、「3」では恐ろしいくらいに増加。
「1」では女盗賊・ローグで弓を撃ちまくっていたので「3」では似たような感じの
「デーモン・ハンター」でスタート。
今回はストーリーがちゃんとあって、世界に入りやすい作りで個人的にはありがたい。
デーモン・ハンターちゃんは魔物に家族を殺され、一人になったところを助けられて、そのまま選択権もなく魔物狩りの力を蓄えたようです。悲しい過去。
オープニングでの「今度は、私が狩る番だ。」的なのはなかなかカッコよかった。
んで大幅強化されたアクション周りについて。
まずは行動が○、△、□、×、R1、R2と盛りだくさんに。L系統は回復アイテムの使用や敵のターゲットロックに使う。
デーモン・ハンターの場合は
○が通常攻撃系。
R1が弓術奥義系。
R2は特殊攻撃系。
△が特殊行動系。
□が罠を仕掛けたり煙幕張ったりの防御的スキル。
×が特殊な道具を用いたアクション系。
「系」とつけたのは、それぞれがレベルアップによって新しい技を覚えていき、その中から一つをセットして装備するシステムになっているから。
例えば○ボタンの通常攻撃系なら
・貫通し複数の敵にヒットする矢
・ヒットした相手から鎖が出て対象ともう一体の動きを鈍くする矢
・火薬付きの鉄球二つを繋いだ鎖を放ち、巻きついた敵から周囲に爆風を発生させるもの
などなど、戦い方に幅が出る。
さらにはそれぞれのスキルにそれぞれのルーンを一つ付けることが出来て、鎖で敵を鈍くさせる矢ならば
・拘束する敵の数が最大4体になる
・拘束した対象に電撃属性の継続追加ダメージを与える
・拘束による移動低下の効果時間が伸びる
などなど、これまた特色豊か。
つまり、各ボタンで6つのアクション。
それぞれのボタンに4種類のスキル。
そしてそれぞれのスキルに5種類のルーン。
6×4×5=120通りの組み合わせが楽しめちゃうっていう、それはそれは楽しいアクションに仕上がっている。
新しいスキルやルーンが解放されるたびに、この組み合わせを考えるのが楽しい楽しい。
そしてディアブロと言えばいいアイテムと巡り会えた時の喜び。
本作は「レジェンダリー・アイテム」というのを追い求めるのが基本なようで、まだ二つしか手に入ってないけど性能がすごい。
はじめて手に入れたレジェンダリー・アイテムは、こちらの腕防具「ステディ・ストライカー」。
青文字で書かれている特殊効果欄。
ちょっといいアイテムで2つ、レアアイテムでも4つほどということを考えると、レジェンダリーはすげえなあと思うわけだ。
根本的に防御の値もおかしい。手に入れた時に装備していた腕防具の防御力は15だったからね。
こんな高性能なアイテムを手に入れたら、そのアイテムに合わせたスキル構成も練り合わせてみたり。
例えばこの次に手に入れたレジェンダリー・アイテムの手袋「メイジフィスト」には、装備者の放った火炎属性攻撃ダメージにボーナス補正がかかる、という能力が付いている。
だったら○ボタンは爆風を発生させる鉄球鎖だ!そしてルーンも火炎ダメージを活かせるものにしてみよう、みたいな。
スキルとアイテムの組み合わせまで考えると、キャラメイキングは誇張でもなく無限大。
プレイヤーキャラだってバーバリアン、デーモン・ハンター、モンク、ウィッチ・ドクター、ウィザードから選べちゃう。
キャラメイキングがゲームを進めるほどにどんどん広がり、嬉しい悩みをプレイヤーにもたらす(レベルが上がるにつれてスキルも増え、いいアイテムにも出逢えるようになるのでね)。
中毒性はますます増しているようで。
操作自体はシンプルなのに、とことん奥が深い。
そんな初代からあった「ディアブロらしさ」は、3作目に至って素直に、思いっきり強化されている。
個人的にはアクション苦手な人でも十分楽しめる操作性なので、自分の気に入ったキャラクターをじっくり育てたい人、無限に登場するアイテムから最高の一品を探し求めるようなコレクター魂のある人、そしてダークファンタジーな世界観が好きな人、意外と広いエリアの人にとっつきやすいゲームじゃないかなーと思う。
オンラインで協力プレイもできますが、一人でやってても死ぬほど面白い。……いや、恥ずかしながら我が家のPS3、ネット繋いでないのでソロプレイしか出来ないんですがね。
今日はゆっくり身体を休めようと思ってたら、正味6時間近くぶっ続けでプレイしてしまうほどの中毒性を持つ「ディアブロ3」。
かなりオススメです。
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2014/01/30
- メディア: Video Game
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