心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

【うなぎ】仙台の老舗・開盛庵でうな重をいただく

人生ではじめてかな?本物のうなぎってやつを食べてきました。

今回伺ったのは、仙台でもかなりの老舗となる「開盛庵」さん。
なんと創業は明治13年というから驚きです。調べてみた限りでは、仙台でも2番目に古いうなぎのお店でしょうか。

実はいつも行っているバーからほど近い場所にお店はあり、仕事終わりにバーに向かう際には前を通っていたので以前から気になっていました。今回いよいよ入店ですね。

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今回はうな重でも一番リーズナブルな価格の竹を注文。まあそれでも、普段食べる食事よりははるかに高額ですが……。
とはいえ食べてみて納得。もう何もかも美味かった……。

まずタレの味の主張があまりありません。
基本的に今まで食べてきたのがスーパーで買ってきたやつとか、牛丼チェーン店のやつとかなのでこの時点でかなり驚きというか。
タレ自体はもちろん美味しいんですが、そもそもうなぎがちゃんと美味いからタレに頼る必要がないのでしょう。「タレの味はほんのりなのにめちゃくちゃ美味い」という初めての感覚ですよ。
ちなみにタレに関しては、テーブルに自分で追加してかけられるものが用意されています。食べてみて薄いなあと思った人でも安心。

うなぎの焼き加減も最高で、表面はほんのり焦げ目がついてパリッと香ばしく、それでいて内側はふわふわです。
皮目もゴムみたいではなく、すんなり歯で噛み切れる。

一番テンションが上がったのが、うなぎよりもご飯なんですね。
やや硬めに炊かれたご飯、自分が一番好きな硬さです。ご飯の方にもタレは少なめになっていて、白米自体がまず美味いことが分かる。
当然うなぎと一緒に頬張れば、そりゃもう激うまですぞ。


そして肝吸い。こんなに大きいうなぎの肝が入ったのは初めてです。
こちらは柔らかいうなぎの身とは対照的に、その弾力やコリコリ感を楽しみます。同じうなぎでもこの食感のコントラストが楽しい。
肝吸いの方も味は優しい味わい。うな重もそうですが、全体的に上品です。


一気に食べて、大満足で終了。
これは……普段からちょいちょい食べるにはさすがに高額ですが、年に一回、丑の日など特別な日に食べるご馳走としては最高です。
一人でうなぎ屋の暖簾をくぐるという、ちょっと大人になった感じ。もう30代も半ばですがね。毎年一回食べても良いかもなあ……。