先日、仕事終わりの夕食に食べたのがこちら。
スリム葱とシラスのペペロンチーノ。外食パスタ、サイゼリヤなどを除くと結構久しぶりかも。あ、でもジョリーパスタはたまに食べてるか。
実は数年前にも同じ店でパスタを食べたんですよね。その時はエビとキャベツのペペロンチーノだったと思うんですが、それが味が薄くてあまり美味しくはなかった。
いつも観ているYouTubeの小倉シェフが言う「パスタは具材が増えると味がぼやける」理論をそこに感じたので、今回は同じ店で具材がシンプルなペペロンチーノを食べてみることにしました。
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一口食べた瞬間に分かりましたが、今回は全然薄味ということもありません。むしろちょうど良い塩加減。
ニンニクの風味も主張し過ぎておらず、かといって感じないほど弱くもない。唐辛子の辛さはほとんど感じないタイプの仕上がりですが、これはこのお店のスタイルによるものでしょう(前回も唐辛子の辛さはほとんどなかった記憶があります)。
バランスの取れた美味しいペペロンチーノだと思います。
……ただ、今回はスリム葱とシラスの方に色々思うところが。
たぶん普通に美味しいペペロンチーノを作ったところに、葱とシラスをあと乗せした構造になっているせいかパスタとの一体感があんまりありません。
葱のほうは食感を活かすためにあと乗せでいいと思うんですが、シラスに関しては最後にパスタに混ぜ込んだりした方が良さそうな気がする。
葱は葱で個人的にはパスタに対しての量が多過ぎてバランスが崩れてしまっていて、特に後半は味覚としてはパスタというより葱を食べているような感じになりました。
食べる前に、自分で良く混ぜてから食べたら美味しかったのかなあ、これは。
一皿の料理を食べているというより、美味しいペペロンチーノとスリム葱とシラスをそれぞれ食べているという感じ。いっそのこと何も乗っかってないペペロンチーノがあるならそれが食べたいとか思っちゃったりして。
パスタ。自分で作っていても思いますが、ちゃんと考えて作ったり食べたりすると本当に奥が深い、難しい料理だと思います。
お店で食べても「これは美味い!」みたいに、完全に手放しで満足できるようなパスタには巡り会ったことがない気がしますね。何かしら自分の好みに合わないポイントが出てくる料理です。味が濃すぎるとか辛すぎるとか、あるいは今回みたいに具材の噛み合い方がイマイチとか。
結局自分好みに作れる自作パスタの方が美味しいパターンが多いんですよね。
外食でパスタを食べると、値段の割に量が少なめで物足りないことも多いですし。今回のパスタも1000円以上してます。
勉強にもなるからたまに食べようと思ってはいるんですが、そういうコスパの面や基本的に納得して美味しいパスタに出会えないことの多さで二の足を踏みがちです。