めちゃくちゃ衝撃ですが……。
バランタイン12年、製造自体が終了するとのことでそのまま終売だそうです。一応2024年5月までは販売が続くとのこと。
定番も定番、ブレンデッドのド定番みたいな銘柄ですが、終売になるとは。
とりあえず反射的に1本買いました。普段はブレンデッドを全然飲みませんが、いざなくなるって話を聞いたらそこは買っておきますよね。
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バランタイン12年、2000円台で購入できるウイスキーの中でも相当優等生だと思います。
甘さとフルーティーさがありますが、バランスを意識したブレンドなのか、飲みやすさも共存したいいウイスキーです。バランス重視なので派手なインパクトはありませんが、それ故に飲み疲れせずに楽しめます。
自分がウイスキー情報を得るのによく観ている「クロスロードラボ」さんの動画では、テイスティングもしています。美味そうに飲むなあ……。
何よりハイボールが「美味い」というのは、自宅でサクッと飲むウイスキーとして最高なんですよね。
12年もののウイスキーがこの値段というのはやはり貴重で、こうやっていざ終売となるとなかなか悲しいものがあるもので……。
一番手軽に買えるバランタインは年数表記のないファイネスト。個人的にはそこに1000円ほど上乗せすれば12年を購入できるんだから、そのくらいの贅沢はしてぜひ12年を飲んでほしいなあと思うくらいには値段に対して満足度の高いブレンデッドですね。
思えば数年前にリリースされた「バランタイン7年」が、ある意味では今回の12年終売の布石のような気がしなくもないです。
7年と12年では、熟成開始から販売できるまでに数字通り5年の差がありますからね。昨今のウイスキーブームを踏まえれば販売までの周期を高めてガンガン売りたいでしょうし、12年というミッドレンジをなくすことでその分空いた熟成庫に17年や21年といった長期熟成用の原酒を仕込んだりしたいのかもしれません。
しかし「10年」とか「12年」という年数は、ウイスキーを飲む人間にとってはちょっと特別な意味のある数字だと思っていて。
「これからバランタインは12年なくなるのか」と思うと、なかなか……ね。
流通量は非常に多い銘柄ですし、まだ一応販売は続くのですぐさま市場から消えるってこともないと思いますが……愛飲している方などは何本かストックしておくといいと思います。
もう一つ軽く触れたい話題として、サントリーが値上げ発表した時に嫌な予感はしていましたがアサヒビールも値上げを発表。傘下にあるニッカウイスキーが製造する竹鶴・与市・宮城峡なども大幅値上げ。
4500円だったのが7000円になるということで、サントリーと同等の値上げ幅です。もうジャパニーズ買えねえよ。
なんだかウイスキーブームに物価上昇やら世界情勢やら色々絡んだ結果、ウイスキー業界全体がちょっとおかしくなっている気がします。
今回のバランタインやニッカウイスキーもそうだけど、定番品と言われるようなウイスキーが姿を消したり、めちゃくちゃ値上げしたり。
多少落ち着くといいんですがねえ、この感じ。