フランス産のリキュール、コアントローを皆さんご存知でしょうか。
ホワイトキュラソーというお酒のうち、その名の通りコアントロー社が販売しているブランドのものです。
となりの小さなジンのボトルについては後述……。
ホワイトキュラソーは、オレンジの果皮をスピリッツに浸漬・蒸留し、糖分と水分を加えて調整したもの。
オレンジの豊かな風味と甘さ、それでいて無色透明で色の邪魔をしないことからか、とにかくカクテルの材料として頻出するんですよね、ホワイトキュラソー。
その中でも最も有名なのがコアントローかなと思います。
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まさかの売ってない
そんなコアントロー、値段もそこまで高くないため「家に一本買っとくか」と思い仕事終わりに大きめの酒屋に立ち寄ったんですが……まさかの売ってない。
その後は松屋でチキン定食を味わった後、国分町のリカーマウンテンも覗いてみたんですね。そしたら売ってはいたけど2500円!これは高い。高杉晋作です。
で、土曜日に近所の酒屋さんへ。
こちらではなんだかお得なコアントローが。ちっちゃいボタニストジンも付いて1580円は即買いだよね。月曜日くらいから欲しいなあと思っていたので、割と念願のゲット感があった。
とりあえずホワイトレディを作って飲んでみましたが、美味いもんです。いうてポッカレモンで作るとやや酸味が効きすぎるから、量を減らすかフレッシュレモン果汁かにしたいところでしたが。
カクテルの黄金レシピ
さて、コアントロー。とりあえずカクテルとなるとその名前が頻出するリキュールで、これを使った基本のレシピがあるんですね。
という黄金レシピがあって、この「何かしらのお酒」の部分次第でカクテル名が変わります。しかもそれらが有名どころだらけ。
ジン+コアントロー+レモンジュース=ホワイトレディ。
ウォッカ+コアントロー+レモンジュース=バラライカ。
ブランデー+コアントロー+レモンジュース=サイドカー。
ラム+コアントロー+レモンジュース=XYZ。
スコッチウイスキー+コアントロー+レモンジュース=サイレントサード。
とまあこんな感じ。ここから派生もたくさんあって、ホワイトレディにさらにラムが入るとリトルデビル。
サイドカーにラムが加わるとビトウィーン・ザ・シーツ……といった具合。
昔からある王道カクテルにはよく登場するので、持っているだけで自宅で作れるバリエーションが激増しますな。
せっかく買ったので、コアントローのみをロックでも飲んでみました。この飲み方は逆にバーでは頼みにくいからね。
オレンジの香りに甘い味わい……だけかと思いきや、そこにオレンジピールの皮からくるほんのりとした苦味が加わって、意外と複雑で美味しい。単純にソーダやトニックで割っても美味しいですね、コアントロー。お酒が苦手な方なら、ソーダでコアントロー薄めに割ったりしても美味しそう。これからの季節にいいですね。
度数は40%もあり、普通にウイスキー並みなことは注意。甘さもあって度数の割に飲みやすく、ロックで楽しんでいたりすると杯が進みすぎて危ないかも。
そして……お察しの方もいると思いますが、チョコレート系のスイーツを自作する方にも使い勝手はいいはず。
「コアントロー お菓子」で膨大な量のクックパッドのレシピがヒットしますよ。
うーん……こりゃ美味いですね。やはりクラシックな名作カクテルに使われ続け、今も現役なリキュールなだけはある。
コアントローそのものをちゃんと飲む機会なんてなかなかないから、逆にいい学びになりました。
自宅にはジンとウイスキーがあるから、ホワイトレディとサイレントサードはいつでも楽しめる。
コアントロー・ソーダやコアントロー・トニックといった飲み方まで含めると、こいつは可能性が無限大だぜ!