さて、自作ランチのお時間です。
今回本当に作りたかったものは「豚ヒレ肉のスカロッピーネ」だったんだけど、スーパーに行ったら豚ヒレ肉が売っていない。じゃあポークステーキ用みたいな豚ロースは……と思ったらあったけど、1パックの量が多すぎる。
ということで豚肩ロースだけど炒め物用のスライスになっちまったので、もはやオシャレには決まらない。
ということで和風のようで洋風のようで、やっぱり和風に見えつつ調味料には中華も導入された不思議料理が完成しました。
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まずはオリーブオイルで下味にほんのり塩をした豚肉を炒めていく。
ある程度焼き目が付いたら、玉ねぎとしめじを入れまして……。
玉ねぎがいい感じになったところで、まずはシャンタンをIN。
そのあと一旦火を消してガッと白ワインを投入。再度点火して、煮るようにして火を通しつつ水分が飛んだら完成。
調理過程はシンプルなもんです。
オリーブオイルと白ワインの洋。
シャンタンの中華。
作ってる時の様子はほぼ生姜焼きのそれなので和。
まあそんな感じの不思議な料理だけど、味は悪くないです。シャンタンも量は控えめにして、素材の旨味と白ワインで結構決まる。
先日紹介したYouTubeチャンネル「小倉知巳のイタリアンプロ養成講座」で作っていたスカロッピーネを目指していたのでほぼ別物になってしまったけど、料理における考え方は一つ舌を通して学べましたよ。
それは塩分と酸の関係。酸味が加わると、少ない塩分でもしっかりと塩味を感じることができるようになる。
塩分を控えめにしたところに、白ワインの酸が加わることで味はボヤけずに着地します。もちろんお酢やレモンでも利用できるテクニックだから、上手く使いたい技法です。