心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

捉えどころのない不思議ラーメンを「麺屋一期」で

電力ビルの地下にできた「麺屋 一期」。オシャレ系こだわりラーメン店ですかね。

エレガントっすね、佇まい。
今回食べたのは「焙煎煮干ポークそば」です。

いいかい?
これから色々ツッコミっぽいことを書いていくが、前提としてもう一回行きたいくらいに「美味しかった」ことを先に宣言しておくよ。
これから書くことを読むと素直に美味しそうと思えないかもしれないけど、美味しかったんだよ。
だから食べてみた後に不思議な気持ちになってるんだよ。

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「ポーク」はチャーシューだけだったのか

商品名が「焙煎煮干ポークそば」なので、煮干しと豚のダブル系スープだと思ってたらスープはバリバリの煮干し系。豚骨的なニュアンスは感じなかった。
分厚い豚チャーシュー2枚は柔らかく食べ応えもあるんだが、噛み切れずに1枚をそれぞれ一気食いする形になってしまった。ちなみに長い一本のメンマも噛み切れず、1本を一気食い。オシャレな見た目なのはいいけど、もうちょっと食べる時のことも考えてもいいのかも……と思ったり。

効果が分からないエビソース

チャーシューの上に乗っかっているのが「エビソース」とのことで、スープに溶かして食べてくださいとのこと。
一度溶かずにスープを飲んでみて「美味しい煮干し系スープじゃん」と思った後、このエビソースを溶かしてから飲むと……「美味しい煮干し系スープ」だった。エビソースとまでいうならもっとエビ感あってもいいのでは……。

トマトを感じないトマト麺

自家製の麺にはトマトが入っているらしいんだけど、そのトマト感は全くない。普通の麺の色した、普通に美味しい細麺。
トマトが入っていることでのメリットが、食べている側としては分からないんだよなあ。味として、食感として、香りとして……何か変わっていたのだろうか。

美味しいんだけどせっかくのこだわりが見えてこないミステリー

製麺機で自家製麺。3種の煮干しを使ったスープ。味の変化をつけるエビソース。こだわって作っていて、品良くまとまったオシャレな一杯だったんだけど、なんだか味やコンセプトの軸が見えてこない。でも美味しい。なんなんだこりゃ。

今回食べたものに関しては「焙煎煮干しポークそば」という名前と実際に出てきたものとの距離が遠いのが違和感の原因なのか。煮干しは分かるがポークはチャーシューだけ?そして商品名には触れていないエビソースが付いてくるが、そのエビソースは主張が全然ないので結局美味しい流行の煮干し系。

もう一回書くけど普通に美味しいってことは伝えておきます。だからこそ、なんというか……「売り方」みたいなことを考えたらいいんじゃないかな、なんて。
他にも鶏系の塩そば、トマト担々麺なんかもあるみたいなので試してみます。