心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

夏はやっぱり稲川淳二やな……

この季節になると、寝る前だとかに稲川淳二の怪談聞いちゃうんですよね。今のご時世はYouTubeでたくさん聞けるし、なんなら稲川淳二の公式チャンネルもあるからね。

そんな動画のコメント欄を見てると「早口で何言ってるか分からん」とかちょいちょい見かけるんだけど、個人的には分かってねえのはそっちじゃい!って感じで。
ある意味で「分かりにくいから怖い」んだな。メンタリストDaiGo理論。

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分かりにくいから、集中して聞こうとする。
すると稲川淳二の語りからストーリーの細部が見えてきて、怖い。独特のクオリティ高い擬音などに加えて、その早口によって情景を語られたりするやや情報過多な感じが世界観を深めてリアルにすると思うんですよね。

これ逆に、明快な聞き取りやすい話し口だと怖くなくなると思うんですよ。事務的な感じで「トンネルの壁から手が出てきた」とか「昔、ここで人が亡くなっている」とか言われたところで、別に怖くない。多分滑稽にすら聞こえると思う。
稲川淳二のあの語り口だから味わい深いんだなあ。そういう稲川淳二語りによるプラスアルファを求めてないなら、初めから怖い話の書籍でも読んでくれ、と思う。


まあ正直な話、稲川怪談については合う合わないはあると思うんだけども、合わない人がわざわざ稲川淳二好きな人に対して「俺は嫌いだな、聞き取りにくくて」とか言ってくんなよと。そこは住み分けたらいいだけだろっていうね。
わざわざ表明してくるのは無粋だよなあと思う。これ別にニュースで正しくない情報発信されてて突っ込むのとかではなく、趣味の領域の話の好き嫌いだから正解もない話だしね。