心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

青天を衝け 第2回「栄一、踊る」感想

正直今のところはあんまり視聴するモチベーションは高くないんだけど、序盤面白くねえけどそこの話下地になってて後半面白い系作品もありますからね。とりあえず中盤くらいまでは視聴続けようとは思いますけど。

初回の視聴率が20%超えだったらしくてスタートは上々っぽい滑り出し。ただ主人公役が吉沢亮だから……みたいな入り方で観てみた層がどのくらい残るのかはいささか疑問ではありますね。
玉木宏がカッケーからそっちでなんとか!

スポンサーリンク


タイトルの「栄一、◯◯」とオープニングの徳川家康の歴史解説は毎回確定なんですかね?個人的にはちょっとこの家康の使い方は好意的に受け取れないんですけど……。
なんで家康が知るはずもない幕末の話をたっぷり家康にさせてんすかね?

栄一、9歳。親父から家業である藍染めの色々を学んでいます。
なんつーか、マインド論ですね。
自分のしている仕事が自分だけでなく皆の幸せにつながっている。これは将来の渋沢栄一に受け継がれる精神っぽいですな。

お代官様が渋沢さん宅にたまにいらっしゃるのはいいんだが、そこに渋沢栄一がいるのがちょっと怖いんだけど……何か問題起こす気がしてならないよオイ。
んで1話目で思っていた通り、お代官様なかなかクズい人でしたねうん。まあこの人、上の指示をそのまま守ろうとしているだけな可能性もあるけどさ。
栄一くんは前回玉木宏から聞いた話もあるから、正しい政ができてない(ように見える)代官様は間違ってることになるわな。


まだ幼いからいいけれども、こういう主人公の“青さ”に対して少しイラッとする様になったのは自分がドライになっちまったからなんですかね。
「親父だって本当はやりたいのに祭りを中止した」ところまでなんとなく感じ取っているのに、その上で「なんで祭りやらねえんだ」と反論するのはなあ……。


一方慶喜くんパートです。
なんか反抗的な慶喜のところに上様が訪れた。ちゃんとと言っていいのか分からんが、表と裏キッチリ使い分ける感じが慶喜の狡猾さの演出ですかね。
多分真っ直ぐな性格の栄一と、現実的な目を持つ慶喜の対比の伏線を張っていくんだろう。


男たちは代官命令で仕事に駆り出され、村に残ったのは女子供だけ。ここは栄一が「オレが村を守ってやるぜ!」モード発動ですか。
労役から帰ってきてそのまま休みなしで藍の刈り取り。これは……親父の命が危ない……。

何気に観てて面白くなってきたような。物語をリアルタイムでというより、将来の渋沢栄一という人物になるに向けての両親や周囲から受け取るマインドの伝授の伏線が楽しい。今回は将来経済でめちゃ日本を発展させる渋沢栄一だから、そんな人間を作る伏線っぽい部分が比較的分かりやすいからいいやな。


栄一主催のミニ祭り!!
子供たちが自分達で考えて動き、皆の幸せの為に舞を踊る。
ちょっと素敵やん……。祭りって娯楽のない時代の民百姓にとっては本当に大事なものだったと思うんですよね。今と違って宗教的な意味合いでも非常に大事だったと思うし……。

ってそのまま祭りの流れで数年経って成長しとる!そういう演出してくるか。
「それから数年が経ちました」ってことは、具合的にはこの栄一くんいってて15歳くらいっすかね?作中時間的には多分もっと若いのかな?

慶喜が未だ出会わぬライバル的な存在なら、ともに学び成長するライバルが喜作。
吉沢くん絶妙にいい身体してますね。農業とか力仕事で鍛えられた感のあるリアリティ。これ役作りで鍛えたのか、普段からこの感じで鍛えてるのかね。筋トレ少し初めては気付いたらやめちゃったりしてる自分からすると尊敬ですわ。

栄一の舞と再び対比させるように慶喜の舞。
草彅剛版慶喜になりました。能面なのも冷徹な慶喜の心を映しているのか。


ついにペリー来たな……幕末ドラマはここから始まるよな。
全体的に分かりやすいですね今年。心情と行動や小道具とかリンクしていて(栄一と獅子舞・慶喜と能)、さらに登場人物同士で対比させる(栄一と慶喜に舞を踊るパートを与える)とか。
シンプルに観やすい。意外とこれは面白くなる……?


次回「栄一、仕事はじめ」。
江戸に行きますし、今後の栄一の動きに対する伏線が張られる回ですかね。