心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

東京都医師会の言葉をメディアはちゃんと受け止めて

まあ、高確率でこの東京都医師会長の会見は報道しないで黙殺するんだろうけどねえ……ってことで尾崎東京都医師会長の発言を、Yahooニュースさんから引用させていただきます。

「飲食店が悪い、医師会が悪いと分断する流れを作る方もいるが、今こそ一丸となって感染を止めるべき。感染を抑えることなくして経済の再生もない」と強く訴えた。
(中略)

質疑応答である記者から「GoTo中断や五輪開催に関して小池都知事菅首相の間で足の引っ張り合いが起きているが……」と政策に絡めた質問が飛ぶと「私どもはあくまで医師会。評論家的に批評する立場でもなく、そんな状況でもない。誰が悪いと言ってるときではなく、知事にしても首相にしても一生懸命やっているんです! 全員で気持ちを1つにしないと乗り切れない状況にきている」と質問を一蹴。

「第1波よりもはるかに危険な状況にきている。マスコミの方も『緊急事態宣言なのに街から人は減りません』だとか『今日は1000人を切りました』だとか、なぜ皮肉めいた報道ばかりするのか。もう私たちは逃れられないところまできているんです!」と声を大にして報道姿勢を批判した。

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これなあ、逆にいち早くこの言葉を受けて反省して、不安を煽るような報道姿勢を転換したメディアは評価されると思うんだけどそんなところないんだろうなあ……と感じるあたりに絶望感を感じる。

「政府のここが悪い」しか言わないメディア。
例えばつい先日なら「20時以降だけ自粛すればいいというわけじゃない」といった厚労相の発言に対して批判していたりもしたわけだが、常識で考えればそんなこと当たり前なんだよな。人が喋りながら長時間集まりやすいのが夜の飲食店だからそこを抑えたのであって、要点は時間帯ではなくその空間である。
「だったら昼はいいのか?」じゃないんだよね。1から10全部言わないと分からない人が多すぎるし、何よりそっちの方向にコントロールする報道姿勢が問題。
メディア側としては自分で考えることをしない人間が少ない方が都合がいいから、その方向に操作されている気がします。


……自分も反省しないとなあ。なんだかんだ言いながら、小池都知事を「言葉遊びと責任逃ればっかり」とか書いてましたし。
もうちょっと自分で調べて、政府や都知事が「何をしていないのか」よりもメディアが報道しない「何をしているのか」を見るようにしたいと思います。
それを踏まえた上で批判すべきところを批判できるようにしたい。何事も是々非々であることを再度肝に銘じないといけませんね。