心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

原発の話出るたびに反対側の意見が薄いっすねぇ……

これも良い悪いとか、はたまた感情論ではなくファクトとして考えましょうねマジで。

「脱炭素」を現在の日本において実現しようと考えた場合。
火力発電類と同等の今の日本のエネルギー消費量を賄うだけの発電力を持ち、かつ温室効果ガスの発生を抑制できる方法で、今のテクノロジーで実行可能な手段。2050年までにというタイムリミット付きの目標がある……と考えていった時、感情論を廃したら消去法的に原子力発電が浮上するのは自然だと思うんですけどね。
もちろん水力発電などの自然エネルギーで賄うことができれば理想だが(自然エネルギー発電もその自然を破壊して建設する問題あるんですけどね)、それが現状不可能なら原発の安全性をさらに改善するのがベターな手段として挙がってくるのは普通だと思う。

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批判している風味の中で面白かったのが「じゃあ永田町に原発作ってみろよ」みたいなやつね。こんな子供みたいな言い返し堂々とできるの恥ずかしくないんですかねえ……?
一切建設的じゃない感じが味わい深いよね。原発反対するなら代わりになる二酸化炭素を排出せず、かつ日本のエネルギー消費量を賄うことのできる他の方法を考えてみるってことをしないと先に進まないんだがそこまでしてる人を全然見かけない。


もちろん論点はその危険性にある。実際に日本は福島原発で事故を経験しているわけだから及び腰になるのも分かるし、自分も今の状態で安易に原発の新設を考えるのは怖い。
その上で現実に即した場合原発という選択肢が出てくるのだから、どうすればよりリスクを少なくしていけるかを考える視点も必要なんじゃないですかね、という。例えば福島原発の事故当時のデータがあるわけだから、それは材料として使えるよね。
事故に至るまでの通常稼働時の安全性や管理体制はどの程度のものだったか、事故直後の東京電力や政府対応に問題はなかったのか、設備の安全性チェックやメンテナンスはどのくらいの頻度と丁寧さで行われていたのか……などなど。単純に普段からもっとちゃんとやってれば防げたり、被害は小さくできた可能性があるんじゃないの?とか思ったりしてね。


原発以外の方法で……と考えると、日本の場合将来性があるのは水力発電地熱発電になるんですかね。
ただ初めに書いた通りで、水力発電なんかはその発電施設を作ることでそれまでの水の流れを変えてしまうし、当然ながら生態系にも影響してしまう。さらに自然エネルギー系はそれこそ自然に影響されるので、天候などで発電量が安定しないのも問題点。自然エネルギー発電系は一見良い面ばかり見えるけど、調べると問題点もかなり多い。


究極はシムシティでもお馴染みの夢のシステム、核融合発電なのかもしれない。そんな核融合炉でも放射性物質は発生するらしいですけどね(原発よりはリスク少ないらしいが)。
結構前にドイツがどこかで研究してるようなニュースを見かけたけど、実用化となるとずっと先の話だろうしなあ……。