心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

同一労働同一賃金は企業側が悪用する可能性あるからなあ

アルバイトと正社員の待遇是正を求めた訴訟において、最高裁がアルバイトへのボーナス分請求を棄却致しました。
うーん、これに対して安易に批判している人はもうちょい多角的に考えた方がいいと思うんけどね。正社員・アルバイトの金銭的格差を……の観点だけで見てるとマズいと思うよ。

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当たり前だけど社員当用減るよねこれ

例えばアルバイトと正社員では、社会保険の有無とか単純な給与以外の待遇にも差があるわけですよ。

そこを「同一労働同一賃金や!」としたら、同じ仕事量・質をしていて同一賃金ってことを利用して社員にしないまま飼い殺しにするのは目に見えてるんだよなあ。同じレベルの仕事をできる人に対して、言い方が悪いけど扱いが雑で済むアルバイトのままにしておいていいならそうするだろ。その方が企業側の支出少ないんだから。

そうして同一労働同一賃金を盾に社員並みの仕事を押し付けられて、いざって時には社員じゃないから先にクビ切られますよ?
「社員ではないけど同一賃金で同一労働」ってそういう扱いされると思いますよ?

「責任」に対する賞与

あと基本的に仕事の内容以外に、その仕事に対しての責任問題があると思う。(ちゃんとした企業なら)何か問題があった時に責任を取ってくれる正社員がいるのが前提でアルバイト・パートに現場で働いてもらっているわけで、そのような責任の分が給与に反映されているのが社員との差じゃないのかなあ?と思っております。まあこういうときに現場の下っ端に責任負わせて逃げるのもいるが、あれはソイツがクズいだけですね。

あくまで前提として、この裁判で取り上げられている職場の責任の重さが正当に社員>アルバイトという正しい形であるならば、最高裁判決の「ボーナス(賞与)分の請求を棄却した」という部分は妥当だと思ってます。