心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

現場マネジメント能力〜

少し前に書いてしまったうちの支店長的立場の方のお話の続きです。

先日の記事で少し触れた新業務ってのが始まったんだけど、当然進捗が悪いので別の業務担当している自分を含め、数人が救援に行ったんですよ。
手伝いに行ってみて分かる、ぐちゃぐちゃ感。

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資料作りを丸投げされた方は、そんな中でなんとかかんとか仕事をさばいています。でも準備期間がどう考えても足りなかったので、業務が実働している中で日々やり方を変更したりしている感じの様子。
で、まあその業務の中身だけでいっぱいいっぱいって感じ。当たり前だよ。


でねえ、なんとなく「この部屋暑いなあ」とか「作業スペース狭くねえ?」とか「もうちょっと効率良くする方法ねえかな?」とか思ってたんですわ。
で、そんなところに本部長さんが視察にやって来ました。新業務がだいぶゴタついているから見に来たのかな?と思いますが。

この方が素晴らしい方でして、フランクに話しかけてくれたりしつつも午前中仕事の様子を見て、午後には作業台増やして仕事の導線をスムーズにしたり、他の部署から使ってないサーキュレーター借りてきて室内の通気を良くしたりってのをガンガンやってくれる。
……これさあ、本当は支店長さんがとっくにやってなきゃいけないやつじゃね?

仕事の中身自体を部下にぶん投げてるなら、その仕事を行う職場環境の改善とか動きの効率化とか、そういう部分に手を入れていくのがその全体を管理する立場からの仕事だと思うんだよな。
それを自分よりさらに上の、わざわざ中央から来てくれた本部長にやらせてるってさあ……。机運んだりとかの肉体労働まで年配の上司にやってもらってて、よく考えたら結構ショッキングな光景だったと思う。


想像なんだけど、本部長って立場からすればこの先の地点の話をしに来てたと思うんですよ。「もうちょっと短期の派遣社員増員した方がいいかどうか」とかさ。そういう会社全体としての、人件費が絡んだりするマクロなマネジメントの話。
それを現場見て、作業机運んだりっていうミクロなマネジメントからやらなきゃいけなくなってるのが本当にマズい気が致します。


ところで冒頭にリンクを貼った「おいしいから売れるのではない 売れているのがおいしい料理だ」を最近読んでいるんだけど、この本は物凄いかもしれない。
飲食店の経営をここまで精神論を除外して数字と論理で解説している本は初めて読んでいるかも。そんな内容なので飲食店以外の経営にも役立つこと満載です。それこそ今回の状態も、この本読んでいるからこそ自分の中で引っかかってしまったような気がする。