心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

麒麟がくる 第二十回「家康への文」感想

さあいよいよ桶狭間が迫る。これを楽しみにしちゃってる感じ完全に今のところ信長目的で観てますね。

桶狭間の戦いは信長の奇襲作戦として語られてますけど、戦の前に「奇襲を成功させるための策」を仕込みまくっているところに面白さがある。
このあたりを、今は今川方にいる家康と信長の関係性を描きつつ見せてってもらえると楽しそう。信長の戦は始まる前が本骨頂。基本勝つべくして勝ってるし。

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明智光秀寺子屋、人格形成系の良い学校になってますね〜。現代のように西洋学問が来る前は、読み書き以外は中国の古典とかを使いながら道徳っぽいことがメインだったのかね。
……当たり前のように子供産まれた後の話になってるな。あと素直に光秀くんは義景様からお金をいただいても良いんじゃないでしょうか、京まで行くお仕事もしていたわけだし。
越前で尾張の戦の軍略を練る、遠隔軍師光秀。織田・今川の戦の鍵を握るのは松平元康だと気がついたぞ。


……しかし今年の今川義元、かっけェですね。白塗り公家かぶれのイメージが強すぎるんだよね。そもそもこれだけの大大名なんだから、それなりに覇気もあるべきですよ今年みたいに。
この辺はまさに「泣くまで待とう」松平元康の一部よな。織田信長とは若き日に仲良くしていて、そんな信長と、ある種復讐の相手とも言える今川義元の配下として戦わなければならない立ち位置。戦国三英傑の中では秀吉も家康もあんまり好きではないんだが、家康の人生に関してはハードモードすぎて涙が出ますよ。
んでこの謎の万能薬を作るご老人は何かの伏線になってるんでしょうか。

今川義元、松平元康の才覚は十分理解している。……が故に、自身の部下であるなら良いが、織田に裏切ったらヤベェことも理解しておりますね。
ふと思ったんですが、これだけの戦力差の状態なのになんで義元って直接出張ってきたんだろう。


もうダメだ!これ織田信長の軍師が完全に帰蝶だ!というか織田家が実質帰蝶によって運営されている、主に軍略・調略の面で。強すぎるぞ今年の帰蝶オイ……。
元康離反の条件は三河の安堵。うん、まあ当たり前だわな。


面白くなってきましたね。
桶狭間の戦いが始まるまで」をこのくらい丁寧に描いてもらえると楽しい。
最近は戦自体より、なぜその戦が起きたのか・戦が始まるまでの情勢、その辺が調べ物してて楽しくなってるんですよね……新書の「応仁の乱」や「観応の擾乱」が読んでて面白いのも、そのあたりがメインだからでしょうな。

母の手紙で覚悟が決まるか、元康。……今年あれだなあ、キャスト発表の時は微妙に感じる人も多かったけど、こうしてドラマ本番観てるとすげえ良いんだよね。
信長・秀吉・家康と、今のところみんなめちゃくちゃハマってると思います。


次回はタイトルド直球「決戦!桶狭間」。