心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

ハッシュタグ立てる行為自体が誹謗中傷めいてきてるんだよ

先週末「大村知事のリコールを支持します」ってタグがトレンド入りしていて、これの発起人はかなり現政権を擁護するタイプの人で。
検察庁法改正反対の時と違って、芸能人も呟いてないしスパムもない。組織票などもなくトレンド入りした」とか「左翼がトレンド入りしただけで民意を動かしたつもりかと突っ掛かってくるが、じゃあアナタ方が必死こいてトレンド入り目指していたのはなんなんだ」とか言い返してたりするんだけど、まあ個人的には「ハッシュタグのトレンド入りを目指す」という手法を取っちゃったら同じレベルに落ちちゃってるんじゃないかと思うんであんまり好意的には見れないやり方。

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そもそも思想の左右の前に、Twitterハッシュタグとトレンド入りがロビー活動の場として当たり前になりつつあることがすごく怖い。

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このタグ作った人、手応えがあったのか「室井佑月のテレビ出演に抗議します」タグでもいわゆる左翼の人を煽っていた。
真意は分かっていて「あなた達が先日やっていて、民意だと叫んでいたのは“このようなレベルのこと”ですよ」ということなんだろう。
「あなた達がトレンド入りしただけで“民意”というのだから、この“民意”も当然賛成するんだよな?」という皮肉である。自分達の意見のトレンド入りのみが民意とは言わせねえぞってことでしょう。

ただ、このような戦い方をする人だとは思ってなかったからガッカリしてる自分がいる。それに最近の流れから、このような個人名に対してのタグは少なからず批判ではなく誹謗中傷になっている人がタグを付けて呟くわけです。事実室井佑月さんへの誹謗中傷になっているツイートもちらほら。
同じレベルの土俵に立っちゃうのか……って。相手側が作った架空の民意、それをこっちも利用するのは違うと思いますけどね。


というのと別の話として、今回の室井佑月さんの件に関しては粛々と法で何か対応されて欲しい。企業側も既に法的措置の検討は考えているようで、まあそれが室井佑月さんにまで影響するかというと期待薄なんだけど。デマ流して一つの会社に多大な経済的損失を与えた事実があって、そのあとの謝罪関係のツイートはどこをどう読んでも謝罪していません。「はい謝ったし間違ったツイートは削除したよ。これ以上は弁護士に相談しているよ」ってのはナメてるとしか思えません。
以前からこの人は散々ファクトに基づかない発言や日本政府をやたら悪く見せる印象操作、そしてデマを発信してきた人であって、ここに関しては事実なので誹謗中傷には当たらないと自己弁護しておく。
韓国政府の対応持ち上げて日本政府の対応こき下ろしてましたが、データで見ると日本の方が感染者・死者の数値からは成功していると言わざるを得ない。あまり適当なこと言わないでほしいんだよな、鵜呑みにしてしまう人を悪用しないでほしいんだよ。
「政権批判するのが仕事」とはっきりツイートしていたこともあるようで、申し訳ないがそれは絶対に違います。現在の政権=全て悪いという考え方のコメンテーターを名乗る扇動者は必要なくて「この政策はいいがここが問題だよね」「この政策は悪手だからこのようなやり方はどうですかね」とか一つ一つのことに対して真っ当に批評しないといけないでしょ。勿論逆も然りで、現政権のすること全てを擁護するような人もおかしい。今のメディアのやべえところは前者がやたら贔屓されている点だが。


まあともかく……。
ハッシュタグという機能が、政治界隈においては自分の考えうる限りでは最悪の使い方に向かい始めているのは確か。
嫌な流れです。人の負の部分が情報の海に垂れ流しになっている感じ。