心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

麒麟がくる 第八回「同盟のゆくえ」感想

美濃という国のためなら織田との同盟は必要で、帰蝶は信長に嫁ぐことになる。
一方で道三の息子・義龍並びに家臣の一部は帰蝶の輿入れに反対。
そんな両方の話を理解してしまった光秀に対して、帰蝶が直接「信長を見てきて判断してくれ」と…めちゃくちゃ面倒な立ち位置にいるなあ、光秀よ。

織田信長 (ちくま新書)

織田信長 (ちくま新書)

そんな織田信長が終わり側にチラッと登場した前回。
信長をその目で直接見た明智光秀の結論とは……。
そして岡村隆史演じる菊丸の正体はいつ明かされるのか……。

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獲ってきた魚を自ら捌き、民に安く売る信長。うーむ、慕われていますねえ。
斎藤道三とは違って、民と直接同じステージに立つ男。

意外とあっさり返ってきましたね光秀(ドラマ的に)。もうちょい信長との絡みがあるのかと思ったんだけど。
光秀母が旦那さんを失った過去から学んだこと。個人ではなく、残り続ける「国」が大事だということ……ってことで、これ要するに帰蝶の輿入れ肯定派ですか。


海はキーワードになるのかね。
光秀、しっかり「行かれるがよろしいかと」と申し上げましたね。「尾張へお行きなされませ」まで……。
帰蝶に「是非もなかろう」言わせるのもまた……。最終回のいくつか手前くらいで、織田信長にも「是非もなし」と言わせるのかオイ。


斎藤道三ウッキウキ。
あの信長見て、うつけ者かどうかは分からんよな。遊んでそうだけど、人望は高い感じだし。
斎藤道三マジでウッキウキ。笑い声本当に嬉しそうですね。

そして義龍がブチ切れてます。光秀を囲って始末しそうな勢いだぁ。
義龍、土岐頼芸のほうに連れていったか……。なんかしょうもないイジメしてるね。
まあ、実際に尾張の町の経済レベルの高さ見て、道三のいう「海があること」のメリットを理解した光秀の論理、正しく反論できないよね。
なんだかこの場面では思考回路がゴリラ化してますね、義龍。周りも利用しやすいから持ち上げてるだけだろうし、頼芸さんも内心「頭悪いなコイツ」とか思ってたんじゃないの。
「海あると国力増しますよ!」に対して「信秀と道三で和議結ぶのおかしいだろ!」は反論になってないと思う。レイヤー違うっつーか。


この前ネットで「駒さんだけ浮いてる」みたいなの見かけたんだけど、その記事踏まえてから観てるとたしかに今のところ駒さんがストーリーに関わる必要性があんまりないんだよね、うん。
「民の視点からみた戦国」って役割だと思ってたんだけど、荒れた京ではその辺出てた気がするんですけど、今はただの片思い女子になっちゃってんだよなあ。

やっぱ言葉遣い現代的すぎるのが気になるっすね。「大好きだったから」みたいな言葉、この時代にあったの?
……まあ、まあいいんだけどさ……軽い気持ちで観るならこういうのも必要なのかもしれんけど……個人的な好みになるのかもしれんけど、別に大河ドラマでこういう恋愛模様見せられてもっていう。


とりあえず帰蝶さんが嫁ぎまして……おっ、松平広忠登場!サイバー対策課の青木じゃん!なんか小早川秀秋何回か演じてた人だと思うんですが。
今川義元とその参謀・太原雪斎。このタイミングを狙い、松平広忠を支援する形で織田への侵攻を目論む!

帰蝶さんが着いたタイミングで織田信長行方不明は面白いっすね。不敵な笑みを浮かべた帰蝶の心やいかに。


次回「信長の失敗」。
光秀の縁談話も進みそうだけど、予告最後でチラッと出てきた菊丸の動きが気になっちゃうぜ〜。