先日のワイドナショーでの発言。
「ハッシュタグをつけて呟いてほしいという依頼があったが呟かなかった」
「相関図を見たが、どちらの意見も聞かずにヤバいとなるのは違うと思った」
「政治に関心を持つきっかけになったのは良かった」
などなど話していたようですが、芸能人としても、複雑な物事に対する対応としても限りなく正解に近いと思います。
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自身の影響力を理解している
先日書いたように「芸能人だろうが発信していいだろうが」系の一部の人間は、その発信することで発生する責任のことを無視しているわけです。
指原さんが今回安易に「発信しなかった」のは自分の影響力を客観的に理解しているからだと思うんですな。
ここに加えて次に書く点も兼ね備えているから強い。
判断できないことに対して安易に「判断しない」対応
ソクラテスの「無知の知」を体現していらっしゃると思う。
少なくとも今回の法改正、ちょっと調べたくらいだと反対とも、逆に賛成とも簡単に言えるような単純なものではないように感じる。
こういう複雑な問題に当たった時に「今の自分では判断できない」ということを認められることが素晴らしいと思うんですよ。そしてこれが出来る人は少なかったりもする。
ワイドショーで気になって……というかそれも理由で観るのやめたけど、分かってないけど何か言わないといけないから、どちらかの立場にとりあえず自分をおいて「それっぽいことを言う」コメンテーターの多さね。アレもまた責任感のなさが滲み出ているように見える。
判断が難しい問題に対して分からないまま結論を出すのは間違っている可能性が高いわけで、その場面で分からないことを認め、引き続き調べたりしながら判断を保留するのはめちゃ大事です。
……まあこんなこと書くと、法改正に反対していた人は「すぐに強行採決されるからそんな暇ないんだよ!」とか言いそうですけどね。
とりあえず政府が裁決先送りにして良かったですね、ハイハイって感じ。今回の動きのせいで「Twitterで騒げば政府の動きを止められる」って前例が出来ちゃったことも大問題だと思うんですけどね……Twitterなんて一人で何個もアカウント作れるんだから1人1票でもねえし、そんなもんで政府をコントロールしたことを「民意」とか言われてもなあってのが個人的な感触です。
多分これからTwitter見る機会減ると思うなあ。既にそういうムーブメントが起きつつあるけど、トレンドには反安倍政権的なハッシュタグが入っていることが常態化しつつある。