心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

麒麟がくる 第十五回「道三、わが父に非ず」感想

コロナの影響で撮影がストップしているってことで、ここから何話目までは引き続き放送されるのかは分かりませんが……いよいよ家督が義龍に移った斎藤家。
冷静に考えて、15話目の時点でまだこの段階って相当丹念に序盤を描いている感じがありますよ。ここから光秀は斎藤家から離れて朝倉へ、その後織田に移り出世していく中で比叡山焼き討ちなんかもありつつ、最終的に本能寺と考えると……信長家臣編がメインになると思っていた自分としては、ストーリー配分がなかなか斬新な気がする。

斎藤道三と義龍・龍興 (中世武士選書29)

斎藤道三と義龍・龍興 (中世武士選書29)

  • 作者:横山住雄
  • 発売日: 2015/09/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

斎藤義龍の弟・孫四郎ですか。これは流石に知らない人物やなあ……信長の野望とかに出てましたっけ?

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家督を譲って出家した道三。奥さんの他界がきっかけ……というか数珠受け取るシーンですけど、本木雅弘さんの手がやたら美しいですねえ。
「古きを脱し、新しい世を作る」才能は義龍には残念ながらなさそうなんだよな。考え方が保守的だし、結局道三に従いたくない家臣に祭り上げられているだけ感もあるから。


明智のところに孫四郎さんが。
義龍くんは姉からも弟からも嫌われてるのかよ。光秀は一応義龍の親友だったと思うんですが、ごりごりギクシャクしていってるな……。
プライベート的には親友っぽいけど、政治思想的には噛み合わない。

義龍の外交戦略は、将来的に織田との同盟破棄が前提。
今度は義龍が「尾張に行ってこい」と言い出しましたよ。今年の明智光秀はマジでお使いイベント与えられすぎだと思う。


道三の「道筋などあるのか?」はちょっと仏門入った感ある言葉だな。どこか道三は諦念にも近い心理に突入している気がする。
斎藤家の内乱と織田家の内乱とが交錯するのがやべえ状況になってるな。織田彦五郎&斎藤義龍VS織田信長斎藤道三のような。


帰蝶さんがもはや織田信長の調略担当している軍師みてえになってるやんけ。織田信光を信長のスパイとして誘導。誘導どころかそのまま暗殺させたよ。
もうアレだなあ……今年は帰蝶が軍人として大活躍してるんだよなあ。目が離せませんよ。

さあ、一気に織田家は信長に統一されつつある。こうなると義龍はやりにくい。
義龍の側近の目的がもう「斎藤家を崩壊させる」にしか見えなくなってきた。義龍の疑心暗鬼を煽るんじゃないよアンタ……。

今川家としても信長が織田の実権を握ってくるとこれまたマズいわけですか。織田彦五郎が思ってたよりめちゃくちゃ戦局に関係する立ち位置だったみたい。

……関係ないけどさ、岡村さん大炎上してますね。具体的には踏み込まんけどアレは流石にマズいわ。人の不幸を「楽しみ」と言ってしまってたから……。

実際に斎藤義龍は早世しますが、この時は病気と偽っての兄弟暗殺。あとで織田信長も弟に対して同じことやるから見とけよ見とけよ〜。
んでこれには道三もブチ切れる。うーん、これは義龍に家督譲ったのはシンプルにミスと判断せざるを得ないよなあ……。


いよいよ親子喧嘩が本格的に始まりますか。んで今週も光秀くん結構空気でしたね。
次回「大きな国」。これは斎藤道三が退場かな……?