心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

麒麟がくる 第二回「道三の罠」感想

毎週日曜日の夜に大河ドラマの感想を書くルーティーン。一昨年の途中から大河の視聴をやめてしまっていたので、こうして再開するとなかなか新鮮です。

NHK大河ドラマ「麒麟がくる 」オリジナル・サウンドトラック Vol.1 [LIVE DIRECT]

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堺で鉄砲を入手し、京でお医者さんを仲間にした光秀。
戻った光秀を待ち受けるのは、美濃侵攻を仕掛ける織田信秀だった。

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前回も書いたんですが、この織田信長が歴史の表舞台に出てくる前の時代って実は結構面白くて、こうして斎藤道三織田信秀が戦っている一方で、中央では三好長慶ブイブイ勢力を拡大、主君である細川家どころか室町幕府にすら対立し始めるんですよね。
信長が足利義昭を擁立して(利用するためだったと思うけど)幕府を再興したけど、そもそもそんな風に幕府パワーを削っていったのが三好長慶だったりして……そんな三好長慶の家臣が松永久秀で……ちょっとテンション上がって話が逸れました。三好長慶大河ドラマ絶賛待機中です!


1547年。織田信秀が兵を率いて美濃へと迫る。おそらく加納口の戦いですかね、Wikipedia読んだ限りだと。しかしOP良いっすねえ今年……。

この圧倒的な兵力の差を前に、孫氏の兵法を引き合いに出し「戦は数ではない。そのことを思い知らせてやる……」と道三。カッチョいいですねえ。
「豊かであれば、無用な戦をせずに済む」とか、一つ一つ若き明智光秀の成長に繋がることを言うぜ〜。

帰蝶様早速登場。うーん、この辺も沢尻エリカさんから撮影し直したと思うと大変だったでしょうなあ。個人的には川口春奈さんで全然違和感ないというか、今のところ沢尻さんより個人的には良かったような感触あるんですけど、どうか。


1話目もそうだったけど、今年の大河はちゃんと戦を描くから良いですよね。まだ鉄砲が一般化していない頃の弓矢メインの戦模様、リアリティ。
「侍大将!!」連呼しながら斬り進む光秀くん、道三から強制貸付されてしまった金を返すことに必死です。確かに返さないとヤバそうだからね。

早めに籠城判断を下した道三に不満のある斎藤軍もいるが、そもそもこの籠城自体が道三の仕掛けた織田への罠だった。
油断して停滞した織田軍に一転奇襲をかけます。おう、若干桶狭間的気配を感じるぞ。
蓋を開けてみりゃ斎藤道三の圧勝。お見事でした。逆に随分織田信秀が戦下手に描かれたなあ。まあこの戦だけ見るとそうだけど。

そして光秀が首を獲った相手の顔が叔父上に似ていたことで、武士とは何か、戦とは何かに少し悩む青春。
何があろうが戦には勝たなきゃいけない。それが戦国よね……。

土岐頼純は流石に知らなかったので調べてみたら、この年に急死しててビックリ。しかも道三に謀殺されてるっぽいですね……ドラマの中でもだけど斎藤道三怖ぇ……。
でも宇喜多直家なんかもそうですが、こういう戦以外の謀略半端じゃない人って好きなんよねえ……お茶に毒盛ってましたが、斎藤道三


戦に続き戦後の毒殺と、終わってみたら道三トラップに引っかかる人間だらけだった第二回。
次の第三回は「美濃の国」。次回は割と平和回かな。