旅も2日目。
猫に囲まれた翌日は、渋い場所へ向かうことにした。
ホテルの朝食はバイキング形式。笹かま、焼き鮭にサラダ、キュウリの漬物と納豆を組み合わせてバランスの良い朝食を摂り、早めにチェックアウトする。
陸前富山駅で下車。「りくぜんとみやま」と読む。
軽めの秘境駅だ。
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なんでこんな駅で降りたかというと、ここから「富山観音堂」という場所に行くことができるからである。
富山(麗観) 松島町 【観光地 景勝地】 宮城の旅
富山観音堂はそのルーツを坂上田村麻呂にまでさかのぼり、また「奥州三観音」の一つとしてカウントされている場所だ。
道路の横にこんな感じで入り口がある。
ここから入ってしばらく進んでいくと、石段が見えてくる。
ここまでも長かったが、ここからもなかなか長い。山寺ほどではないが。
とはいえ傾斜もきつくなく、比較的歩きやすい参道となっている。ただこの季節は暑さと虫がエネルギーを奪う。
ここまで登ってきたのはもう一つ目的があって、ここは松島湾が綺麗に見えるとされる「四大観」の一つ「麗観」でもある。
どうしても写真で撮ると伝わりにくいけど、ここから観える範囲の広さも相まって絶景。
四大観の中で最も高い位置ということもあり、松島湾だけではなく周囲の山々なんかも気持ちよく観える。
すこし降りた場所には「大仰寺」があり、ここは明治・大正天皇が東北に来た時に休まれた場所だという。
正直松島はこちらからのほうが綺麗に観えるかも。
朝っぱらから汗だくになりつつ、富山観音堂を後にしてそのまま歩き出す。
テンションが高まった私は、ここから松島海岸まで歩いちゃったんだけど……。