前回のラストで丸屋の権利を買わないかと持ちかけられていた蔦重。
まあこれを買ったとして、問題はその後ですわな……。結局は日本橋で真っ当に商売をやるなら、鶴屋さんを中心とした問屋の組合、そして丸屋の女主人とも言えるていさんの理解を得られないとできない話で。
今回は浅間山の噴火をきっかけに、ていさんとの仲が深まる話でしょうかね。鶴屋さんの方は……あれに関してはどうしたら心変わりするの?
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なるほど……。
そもそも向こうも、鶴屋さんにお願いされて丸屋を買い取っていたわけか。
さらに田沼意知に抜荷の証拠を献上する代わりに、日本橋への出店を認めてもらうと。政府公認となりゃ何も言えないですね。
という感じでオープニング前から、一気に蔦重の日本橋出店話がほとんど解決してしまったところで浅間山が噴火です。
ここで「こりゃ恵みの灰だろ」と言えてしまう蔦重のメンタル、やはりタフである。
とはいえ、これ江戸の街は相当パニックだったんじゃないかなあ当時。ずっと夜みたいになっちゃうわけだし、気温もおかしくなってたんじゃないか……とか。
今なら理由が分かりますが……って、蔦重、丸屋の屋根を着物でカバーし始めた!
瓦の隙間に灰が詰まらないようにという、蔦重の工夫。それを見ていた鶴屋をはじめ周囲の人々も、布を集めてこれを始めましたよ。
「この盗人女郎が!」はちょっと新鮮でしたね、うん。
結果的に素の状態の誰袖さんを見ることになった意知。
これまでは政治の道具というか、自分の駒として見ていた誰袖。意知はここで初めて女性として意識するわけですか。
やっぱり松前藩をコントロールするというのは、終始綱渡りって感じですね……。
蔦重はしれっと丸屋以外の店の屋根も手伝っていたようで、それを見ていた丸屋の人達も徐々に蔦重に心を開いていく。
第二部は灰の雨が止んだところで、貯まった灰を捨てる競争だ。
「遊びじゃねえから遊びにするんじゃねえですか」
この考え方、素敵ですね。マイナスをゼロにするだけの労働だからこそ、それをエンタメに変えて辛くないイベントに変える。
いよいよ鶴屋さんすらちょっと心変わりし始めてます?
そういや蔦重の女性の好みについての面白い考察のようなものを見ました。
そもそも吉原で育ったので、綺麗に着飾った派手な女性は見慣れている。だからこそ生真面目で着物なども地味なていさんに興味が出たのでは……みたいな話。まあありそうですね。花魁ってお客さんのレベルを考えると、知識など学問の方もそれなりにあっただろうから、その差ではない気がしますし。
そうか……。蔦重とていさん、お互いにないものを補い合うステータスしてるのか。表に立って宣伝や人間関係構築は蔦重、裏方で経理とかするのがていさんって考えるとナイスコンビなわけね。
あと結局蔦重のプロポーズに対する回答が、イエスなのかノーなのか微妙なていさんである。
一方で田沼意知、ここにきてようやく誰袖への自分の心に気がついたのかな、これは。
「好いた女に間者働きをさせることが辛すぎる」はまあそう。だからこそ一定の距離からさらに踏み込まないようにしていたと。
蔦重の方と意知の方とで、今回は対比ではないけど2種類の変わった恋愛模様が描かれましたね。
もう今週の時点で蔦重の祝言まで行くんかい!今回の話展開が早いっすねえ。
あとていさんに若干嫉妬している歌麿くんかわいいね。たしかに夫婦になった蔦重の家に、弟とはいえ自分が同居していいのかは悩むわな。……というか歌麿、いわゆるLGBT的キャラ付けなのかな。
そんな祝言の席に鶴屋さんが襲来!!
普通にお祝いの挨拶と、店の暖簾をくれました。
まさか完全に和解することになるとは。吉原育ちゆえの「なんでも遊びに変える気風」が鶴屋さんはじめ日本橋の人達に認められたっていうのが最高ですね…….。
次回「三人の女」。
このタイミングで米不足。なんだか今の日本とリンクしてしまうなあ。
