仮面ライダークウガはもはや大人が観て面白いドラマだと思ってるんで、この記事のカテゴリーは「ドラマ」にして書きましょう。
仮面ライダークウガ Blu‐ray BOX 1 [Blu-ray]
- 発売日: 2016/01/06
- メディア: Blu-ray
仮面ライダークウガの放送から20年を記念し「東映特撮YouTube Official」チャンネルで配信開始。
1話・2話はそのままいつでも試聴可能で、3話以降は毎週2話ずつ更新。アギトやってた時と同じ方法なら、更新ごとに先週配信した分が上書きされます。
ということで今なら1〜4話配信中。次回配信のタイミングで3・4話が観れなくなり、5・6話に入れ替わるので観始めるなら今がチャンス。
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ストーリーの整合性とリアリティを意識した展開がアツい
大人が観ても楽しいのがクウガのこの点。
場面転換ごとにその時の時間や場所がテロップで表示され、ご都合主義的にタイミング良くヒーローが現れる……なんてことはなく、現れるべくして現れる。ちゃんと怪人の出現情報を得てから現場に向かったり。
クウガである五代雄介と、警察の一条薫とのバディ物的なストーリーもまたいい。この二人が協力して怪人と戦うシーンは結構多くて、警察としての情報網や装備を駆使して怪人の場所を特定してクウガが戦う。ピンチになれば一条さんが狙撃して窮地を救う。基本的にめちゃくちゃお人好しで人助けしたいだけの一般人・五代雄介と支える警察官・一条さんのコンビが良いんだよね。
……まあそんなリアリティの中でも、一条さんの異常すぎる狙撃スキルはぶっ飛んでるけどね。あれゴルゴ13レベルですから。
ストーリーのバックボーンも凝ってて調べると楽しい
そもそもクウガって何よ?ってあたりから設定はしっかりしてて、古代日本でグロンギ族により侵略されたリント族の一人が、アークルというベルトで変身した戦士がクウガ。
そんな古代のクウガがグロンギ族を封印し自らも眠りについたが、現代日本において封印されていたグロンギ族が復活、現代人はリント族の子孫のため人間は蘇ったグロンギ族に襲われることになる。
そして遺跡から発掘されたアークルを五代雄介が装着したことで、彼は新たなるクウガとしてグロンギ族と戦うことになる……と。
グロンギ族の言語であるグロンギ語は暗号のように法則を持って作られ、作中では本当にその言葉で会話をしていたりととにかく細かいところまで作り込まれているのが仮面ライダークウガ。
むしろ大人になってから考察しつつ観る方が楽しいんじゃねえかと思う作品なので、そもそも特撮だからという理由で観てなかった人にこそ観てもらいたいですかね。
ここまで書いておいてですが、子供の頃リアルタイムではほとんど観ていなかった人間なので知識は調べたものや断片的なもので、こうやってちゃんとクウガを観るのは初めてと言っていい。だけど1〜4話観た時点でめちゃくちゃ面白いです。逆に大人になってからほぼ初見でクウガを楽しめることに感謝しております。
4話のラスト、怪人撃破後のクウガと一条さんの言葉なきやりとりは最高だぜ〜。