心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

カラスと黄色

カラスは黄色が認識できないらしい……という話を聞きまして。

そういえばいつからか、自宅マンションのゴミ置き場のネットも黄色いものに変わりました。
実際それ以後、カラスが全くと言っていいほどいなくなっていますね。
ただ、実際には「黄色が見えない」というわけではないようです。

カラスは黄色が苦手って本当!? - ウェザーニュース
ウェザーニュースさんの記事を参考にしつつ、その実態に迫ります。

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カラスは紫外線を“見て”いる

カラスの目は人間よりも優れているそうです。
人間同様に赤・青・緑の三原色、そこに紫外線も加えた、いわば4色を見ているのだとか。やるねえ、カラス。

そしてその紫外線が、カラスにとっては重要。
ゴミ置き場で食べ物を探す際にも、紫外線を見て行動している。つまりゴミ置き場でもターゲットを見て、狙ったゴミ袋をあさっているわけですね。手当たり次第にやっているわけではない。

ここで黄色いネットのお話。
紫外線カット効果のある顔料を使用したフィルムを用いたゴミ袋が作られるようになったのです。

「そのフィルムの顔料が私たち人間には、“黄色に見えている”のです。黄色であることが重要ではなく、紫外線をカットする成分がカラスの色覚をかく乱することが重要なのです」

カラスは黄色が苦手って本当!? - ウェザーニュース

株式会社CrowLabの代表取締役、塚原直樹さんによると、その紫外線をカットする顔料が人間からは黄色く見えているだけということ。
カラスにとっても黄色く見えているけど、同時に紫外線は見えなくなっているということなんでしょうかね。

ともあれこの黄色いゴミ袋、導入した自治体ではカラスによる被害が大幅に減少しました。
この発展形として、紫外線カット効果のある黄色いカラス避けネットが誕生した……という感じなんでしょうね。

自宅マンションのゴミ置き場は黄色いネットなんですが、通勤途中にある他の地元自治体管轄?のゴミ置き場はいずれも緑のネット。
それ故に、朝はちょいちょいカラスがあさっている場面に出くわします。

実際に黄色いネットの恩恵を受けまくっている身からすると、ネット購入という多少のコストをかけるだけでそこからカラスによる被害が半永久的になくなるというのは極めてコスパが良いです。
ゴミ置き場は小学生なども通る通学路に接した位置にあったりもするので、カラスがいると若干怖かったりもします。黄色いネット、他のゴミ置き場でも導入するようになるといいんですが……。