仙台で立ち食い蕎麦といえば「そばの神田」です。
調べてみると仙台のローカルチェーン店らしいんですが、その味たるやマジで美味いんですね。
この「そばの神田」が仙台民にとってある種のソウルフードと化しているのか、数年前にゆで太郎が広瀬通りに出店したものの程なくして閉店しましたね。仙台人には既に神田という絶対的な立ちそば屋があるから、外部から侵略されても跳ね返しちゃうのかもしれない。
そんなそばの神田ですが、実は店舗形態が2種類あります。
いわゆる立ち食いそばの「東一屋」スタイルと、店内が広めで普通に座れちゃう作りの「町前屋」スタイル。
ロードサイドに出店されるのが「町前屋」型で、今回は休日にそんなロードサイド店に行って鳥中華を食べてみました。
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鳥中華というのは、山形県発祥の麺料理です。
天童市にある「水車生そば」というお店が発祥らしい。ちなみに過去に天童旅行に行った際、自分が行った日がピンポイントで臨時休業だったという悲しいエピソードがあります。
蕎麦屋さんが発祥なので、スープはそばに使う和風のだし。
そこに中華麺を合わせて、トッピングは鶏肉・天かす・海苔などが入ります。そばの神田では、それらに加えて水菜も乗っていますね。
そばよりもなんとなくラーメンに寄せたスープなんですが、じゃあラーメンスープなのかというとそうではないスープ。正しくそばとラーメンの中間みたいな味です。
これが美味いんですねえ……。あっさりし過ぎるのかと思いきや、そこに天かすから滲み出る脂分が加わるので、思った以上に深みのある味わいになります。
じんわりと甘みのある優しいスープに、鶏肉と天かすから滲む旨み。刻み海苔もふんわりと磯の風味を香らせます。
神田の鳥中華は結構ボリュームもあって、これで630円は安いと思わせるクオリティです。
そばも安くて美味い神田ですが、鳥中華もかなりやりますよ。