心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

餃天堂で餃子を2通りの食べ方で

先週金曜日の仕事終わり、また一人でサクッと飲もうと思いまして。
今回は少し前にできた餃子のお店「餃天堂」。本店は宇都宮みたいですね。

四角いジョッキが思っている以上に飲みにくいことを知った、そんなジャックダニエルハイボール

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焼き餃子と水餃子を3つずつの「3・3セット」と、サラダ風メンマなるものを注文。
ハイボールと一緒に届いたサラダ風メンマですが、普通のメンマよりシャキシャキしてて美味い。味付けもさっぱりしてて、普通のメンマと比べた場合、ラーメンに乗っかってくるんじゃなくて単品で食べるならこっちの方が好み。というかスーパーとかで似たようなもの売ってねえかな。


お先に登場したのは水餃子。スープに味はついておらずお湯で、卓上の醤油・酢・ラー油で自分で味付けして食べるとのこと。
個人的にはちょっとこの食べ方が物足りないというか……。ぶっちゃけスープとして飲みたい部分もありますからね、水餃子という料理自体が。
餃子自体は皮が分厚めで、茹でる調理方法ゆえにモチモチ感が楽しい。中の肉汁もあって小籠包的。


焼き餃子。
こちらも皮は分厚めで、皮の色味が違う以外は水餃子と同じ感じ。
そんな皮を活かしてパリッとした焼き目……かと思いきやそこは意外と優しい焼き上がりで提供。餡というより皮を楽しむ感じだと思ったので、個人的には底面に関してはカリッとするに近いくらい焼いてしまった方が、この皮の厚さを活かせるんじゃないかな……と思ったりして。

食べ方として一味マヨネーズをつけて食べることをおすすめしていたので試したみたんだけど、まあ美味しいんですが「この餃子だからこそ合う」という感触でもなかった。流石に皮の薄いタイプの餃子はどうかと思うけど、ある程度皮がしっかりしたタイプの餃子ならどれでも合うような。
そもそも一味マヨネーズ自体が強力すぎます。普段は餃子に何もつけずに食べる人間からすると、一味マヨネーズの味が強すぎてせっかくの餃子の味が負けてしまう。なんつーか勿体ない。餃子自体に自信があれば、こんなこと提案しなくてもいい気はするんですけど。


辛口意見でまとめに入りますと……皮が厚めの餃子は好みのやつだったんですが、プラスαが弱い感じ。餃子本体はいいのに水餃子が実質茹で餃子だったり、焼きの方もわざわざ一味マヨ推奨しなくてもいいんじゃない?と思ってしまったり。気持ち薄味ではあったけど、そのまま食べて普通に美味かったからね。
他にもエビマヨやよだれ鶏といったサイドメニューはあるものの種類自体が少なく、餃子以外の選択肢が狭いのも少し気になるポイント。
色々楽しんで飲んだり食べたりするんじゃなくて、マジで餃子食べに行くって意識に絞っておかないとやや厳しい。酒を飲むにしてはバリエーションが広がりにくいので食事に使う方がいいのかもしれません……が、ここの餃子が食事というより酒に合うようなタイプにも感じる。

ここ最近仙台には餃子の新店が続々とできているわけですが、4月に食べた「ひとくち餃子あずま」さんが割と満足度高かったこともあり、比較して物足りなさを感じる印象を受けました。
18時頃という早い時間だったとはいえ金曜の夜にしてはかなり空いていた(というか自分が入るまでお客さんいなかった)し、今の仙台餃子戦争において一歩出遅れちゃっているんじゃないのかこれは……と思いました。

せっかく宇都宮から飛び出して出店してくれたんだし頑張って欲しいけど、仙台人はとにかく飽きやすい。
スタートダッシュで強いインパクト与えられないなら、あの手この手で話題とか出していかないとマズいんですよね。激つよネームバリューを持つ一蘭ですら、開店から1ヶ月後にはいつでも並ばずに入れる感じだった記憶がある。
新しくできたお店が半年後には閉店してるなんてのは当たり前。仙台は飲食店修羅の国です。タピオカミルクティー屋なんて何店舗生まれてその直後消えていったことか。
自分が行った時がたまたまお客さん少なかっただけの可能性はあるけど、餃天堂さんのあの感じがデフォルトだとしたら先は短いぞ、という気配。何かしらテコ入れしないとあっという間に仙台では食べられなくなりそう……。