久しぶりにウイスキーをじっくり味わうようになってから、香り自体をたまに思い出す時があるんですよね。
「香りがその香りとリンクした過去の記憶を思い出させる」というやつではなく、ウイスキーの香り自体を思い出すんです。
「あっ、クライヌリッシュの香り……」みたいな感じで、仕事中一瞬それを感じたりするわけ。
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この「香りそのものを思い出す」について、さっとググっても出てこないんですよ。
「香りと関連付いた過去を思い出す」タイプは出てくるんだけどね。
自分でも不思議ではある。
実際にその香りを一瞬感じるわけですが、そこにその対象はない。当たり前だけど仕事中、目の前にクライヌリッシュが置いてあるわけではないが、それでも一瞬クライヌリッシュそのものの香りを思い出す時があるわけです。あの余韻に残るスモーキーさとかね。
よく考えたら、あれどういうメカニズムなんでしょうか。
存在しない香りを、香りとして思い出しているんですよ。脳が覚えてるとかそういうんじゃなくて、鼻が覚えているのか?そして人体にはそういう機能はあるのか?という。
風景などの視覚的記憶とか、音楽などの聴覚的記憶とか。
あの辺も確かに思い出すけど、それらは脳に保存されたデータをロードしている感がある。
香りについてはそうやって脳からロードできるという感じがしない。なんか別のルートで発動しているんでしょうか。
……そもそも私が特殊なんでしょうか?