心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

【ウイスキー】グレンファークラス12年をテイスティング

先週買ったクライヌリッシュ14年をちびちび飲んでいるわけですが、その日の気分によって飲むウイスキー変えたかったりもしてきたわけで。
そこでざっくり調べてみたんだけど、いわゆるしっかりシェリー樽系のウイスキーってちゃんと飲んだことなかったんですよね。ピーティなアイラモルトだとか、飲みやすいスペイサイドだとかで選んでは来たけど、樽で選んだことがなかった。

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ってことで「グレンファークラス12年」を買ってきました。スペイサイドのウイスキーで、やはり特徴はシェリー樽熟成。
そもそも自分はそのシェリー樽熟成らしさを分かってないのですが、まあそれを学びがてら。
シェリー系は合う合わないがあるって効いたので、ビビってミニボトル購入です。


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ストレートで楽しむ

香りのファーストインプレッションは濃厚なラムレーズン。アルコールのアタックも強めに感じるので、それも合わさって余計にそう感じる印象。
同時にベリー系のニュアンス。ラストでちょっとだけスパイシーな感触も受けます。

味わいは始まりは香りのイメージ通りの甘さがふわっと来るけど、一瞬カラメルのような風味、そこからしっかりしたアルコール感。アルコール感は思っていたより強くて、結構舌がピリピリくるくらい。
そしてラストに嫌じゃない苦みがあります。
トータルで見ると、香りの印象とは違って結構パワフル。
シェリー樽系=甘い」みたいなイメージがあったんだけど、香りは甘く豊かだけど味は重厚ってのが正しい解釈なんですかね。

明日も仕事なのでハイボールで……

あれ?これは美味しいぜ?
グランファークラスのレビューをググったりYouTubeで観たりすると、その飲み方のオススメも人によって千差万別で面白いんですが、ハイボール否定的な人もいるけど個人的には好きかも。

香りはどこか香ばしさが出てくる感じ。同時に爽やかな酸味も顔を出します。ストレート時の濃厚ラムレーズンは一気に薄れて、別の飲み物かのように変貌。

味の方も酸味がグッと強まり、ガツンとくるアルコールは薄めても健在。炭酸と相まってスパイシーなテクスチャーが出てきて、薄めに作ったら食中酒でも行けそうな感触がありました。
個人的にはこれ、ハイボール結構オススメかなあ。シェリー樽らしさが弱くなるってレビューも見かけましたが、今のところ自分はその「シェリー樽らしさ」がよく分かってねえから……。

個人的には全く問題なく美味しい

シェリー樽熟成のウイスキー、苦手な人はゴムみたいな臭いがするように感じて苦手らしいんだけど、自分の場合それは全く感じませんでした。
芳醇な甘い香りと、相反するようなしっかりしたアルコール感を持つボディに苦味のフィニッシュ感。グレンファークラスシェリー系ですぐに名前が出てくるような銘柄なので、これが所謂「シェリー樽らしさ」なんだろうけど……まあ全然好きだよねコレ。

ストレートなら味というよりも香りを楽しみながら、ゆっくり時間をかけて飲みたい。
ハイボールだったら逆にちょっとお洒落なご飯に合わせても良さげ。

しかし複数銘柄飲み比べるだけで面白いですわ。
クライヌリッシュはアルコール度数46%なんだけど、今回の飲んだグレンファークラスの方が明確にアルコールのアタックを感じました。
そんなグレンファークラス12年は43%で、クライヌリッシュ14年より低いんだもんね。


ちなみにグレンファークラス
買ったお店には同じミニボトルで10年、15年、カスクストレングスの105も売っていました。
今回はファークラスの基準と言われている12年を買ってみたけど、こうやってミニボトルが揃ってると縦飲みもしやすい。12年がなくなりそうになったら、次は15年買ってみようかなと思います。