心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

外国人傭兵部隊としてのサムライ

昨年の話だけど、NHKの「大戦国史」という番組を観ましてね。
世界史側から見た戦国日本というか。宣教師やスペイン、オランダの世界の動きと大いに影響を受け、そして与えた信長・秀吉・家康のお話という感じで。
長篠で織田軍が使った火縄銃の弾丸の素材がタイの鉱山から採取されたもの……とかサラッと激アツだよな。

そんな番組の終盤、家康は大坂の陣に向けてオランダから大砲を購入して勝利。
そこでオランダとの交流が深まった家康は、オランダ側の要請で侍を傭兵として派遣したという……。

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そんなオランダの軍隊に派遣された傭兵としての侍達。
その戦力たるや凄まじく、番組で観た内容の記憶の限りだと砦か何か攻略の前線に立ち、めちゃくちゃ勇猛に戦って奪い取ったそうな。


まあ番組の中ではいいところだけ取り上げていたけど、自分で今更少し調べてみたらこの侍傭兵の皆さんがかなり素行が悪かったそうですね。
単純に戦略として考えたらクソ強く、忍耐力もあって優秀なんだけど名誉を侮辱するとすぐキレて上官も斬り捨てたりするとかなんとか。うーん侍っすねぇ……。

この辺は調べれば調べるほど面白くて、世の中には詳しかったり考え方が鋭い人が多くて。
まず応仁の乱から考えても、途中で「何で戦ってるんだっけ?」と思ってもそのままノータイムで100年戦い続けることを選択する様なスーパー戦闘民族、それが日本の武士だから……みたいな考察をする人もいたり。
先に「名誉を侮辱するとキレる」と書いたけど、一方で戦の報酬として真っ当な領地や報酬を与えてもらえない場合簡単に上司を変えたり裏切ったりする超ビジネスライクなのが侍だし……という考えを見せてくれる人もいたり。


やっぱ歴史詳しい人の話も合わせてこういうことを考えるの面白いんですよね。
感覚的にはサムライ、別に武器種にこだわりもないので現代にそのまま転生したら速攻化学とか物理の勉強して、ミサイルとか運用しそうな感じがしています。