心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

国民民主党側が立憲と合流する旨味はなんなのか不明

意図的にこれを政治信念ではなく利害として考えてみますが、昨日ちらっと観たNHKニュースでも立憲民主党の支持率下がってたんだけど……国民民主党サイドとして今の立憲民主党と合流するのはなんのメリットがあるのか分からないんだよなあ。

実際「立憲と国民が合流へ」という報道があった時「国民民主党は数少ない少ないまともな野党だったのに」だとか「本当に合流するなら国民民主支持してたけどやめる」なんて意見は少なからず見かけました。
自分も同じようなこと考えていただけに、先日の玉木代表の「分党して自分と同僚議員は党に残る」という発言はちょっと嬉しかったんですよね。

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「消費税の減税など、軸となる基本政策について、一致点が得られなかった。政党は理念と政策の一致が根幹で、何のために政党ができ、何をするのかを結党するときに明確にすべきだと言ってきたが、一致点が見いだせなかったのは残念だ」と述べました。

国民民主党 玉木代表 分党の考え示す 立民との合流めぐり | NHKニュース

ちゃんと政治してくれてる野党のイメージがこの玉木代表の発言ににじみ出ているというか。安倍総理の失言などをいちいち拾い上げて文句言うだけで、政治の内容についての批判は薄い党とは違うよな。

政治の考え方や信念の観点においても今の立憲民主党と国民民主党が合致することは難しいはずだし、はじめに書いた通り利益的な話においても国民民主党側が合流するメリットが薄いと思う。まあ立憲民主、図体はでかいから資金はあるのかもしれませんけど。
このまま分党になった場合、このタイミングで立憲に移籍するような議員さんへは「ああ、この議員さんには政治理念とかはないんだな」と僕は思ってしまうだろうね。


現政権を倒すことが「目的」にすり替わっている立憲民主党なんかは根本的に間違っていて、そもそも倒すものではないので。
国民民主党のように人数や力は小さくても、鋭い政策を提案してくれる方がちゃんと「政治」してますよ。政策が現政権と異なるから敵対するのではなく、このまま違う考え方をぶつけ合いながら「協力」して進めていけるような政党として大きくなっていって欲しいなあと思います。

与党との間でヘーゲルの提唱したアウフヘーベンができるような政党。
与党の出したテーゼにアンチテーゼを出せる野党。そしてそれらで考えを深めてジンテーゼに至れるような政治を。