心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

ファンタジーかと思ったらSFだった、みたいなやつが好きです

仁王2発売の直前、高難易度アクションゲームの感覚を取り戻すべくブラッドボーンを少しやってたんだけど……ゲームとしての面白さもさることながら世界観とか設定が非常にクオリティ高いんですよね、ブラッドボーンという作品は。

人が獣になる病が蔓延する古都ヤーナムが舞台のゴシックホラーファンタジー……みたいな話かと思ったら、進めていくと分かってくる、ヤーナムという街のクトゥルフ神話的な歴史背景。クトゥルフ神話がSFかは少し意見が分かれそうだけど。

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世界樹の迷宮なんかもそうで、1作目は特に。
バチバチのファンタジーな世界観の中、迷宮を進んで行った先に辿り着く最終階層の名前は「遺都シンジュク」。
昔々の環境汚染が進んだ世界を浄化するために行われた「世界樹計画」によって生み出されたのがこの迷宮だった……という展開。

ブラッドボーンの進めていく中で、少しずつ獣や人間が多かった敵の中に意味不明な形状の怪物や宇宙人めいたやつが混ざっていく……というじわじわ系もいいけど、世界樹みたいに突然バシッと明かされる系もゾワっとしていいですね。

思えばニーアレプリカントもそんな感じか(まあオープニングでなんとなく触れられてはいるけど)。一方でニーアオートマタにそこまで気持ちが乗らなかったのも、バリバリSFであることが初めから分かってるストーリーだったからかもしれない。


この手のゲームの傾向として「考察が捗る」がある。
制作側も「どうしてこういう世界になったのか」を設定として用意してあるはずで、あえてそれを作中では断片的にしか明かさないことが多いので。
だからゲームプレイ外の楽しみもあるってのが良いですね。