先日書きました新しい上司なんだけど、今まで思っていたことを鮮やかに反転させてきて個人的には昨日で完全にトドメ刺されたカタチ。同じ人について書いているのに、前回と真逆の内容になるのが恐ろしいです。
ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル (Best solution)
- 作者: 照屋華子,岡田恵子
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2001/04/01
- メディア: 単行本
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この人もう、自分の中では正直見限ったな。
「自分ならこうしないなあ……」で自分を成長させる、反面教師としてしか見れなくなってきた。
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話を聞かない
「思ったより進みが遅いので、予定通りの時間に終わるのは難しいですね……」と言われて返した言葉が「数字では行けるんだけどなぁ」。
報告した側からすると「結果として予定通り終わる見込みが立たないんだからその想定で予定を組み直しましょう」と言っているのは自明なんだけど、「いや、終わる。終わらせよう。生産力の数字から見たら終わるはず」を繰り返すだけ。
こんなトークを仕事してる最中に聞こえるところでしてるんだからもう。
業を煮やした報告側が「終わったらそれで良いですけど、終わらなかった時の流れも決めておかないとスタッフ全体の動きが決められないんですよ、残業どうなるかとか含めて伝えること伝えないとマズイですよ」くらい明確に伝えて、初めて折れました。
……んで、この一件が次のテーマに繋がります。
問題の分離が出来ない
理想である「予定時間」に終わらなそうなことと、現実として「予定時間」に終わらないことを想定して動くこととは別の問題なんですよね。
間に合わなそうだ、という生産力の低さの問題はもちろんこちらにも非がありますよ。ただそこは今言われて、その途端グンと上昇したってなるわけないことくらいこれまた自明。ここはある程度時間の尺を持ってアプローチする部分だろってね。
「全然話噛み合ってねえなコレ」と思いながら先に書いたやり取りを聞いていたんだけど、目下の問題である「終わらない場合の動きどうする?」を「終わらせるから考えない」で圧殺してるからヤベエ。
現実見てください。
あと2つの問題が発生していることに気がついてすらいないんだろうなって。
結局非論理的戦術の使い手
この方やってきた直後に「根性とか嫌いなので、論理的にやっていきますよ!」とか言ってた人なんですよね。だからそれを聞いた時には結構期待してたんだよな。それだけに今のガッカリ感が凄いっすよね。
そんな終わりが遅れそうな時に全体に言った言葉が何か分かります?
「なんとか◯◯時までに終わらせたいので、ササっと行きましょう。皆さんお願いしま〜す」
1ミリも論理性が感じられない有難いお言葉です。何か具体的な対応方法を教えてくれるもんだと思ってたんだけどなあ。
少し考えてみると、もしかして「数字をベースに考える=論理的」だと思っているのかなあと。
個人的な考え方だと、むしろ論理的思考ってのは文系の分野だと思うんだよね。数値を見るのはいいけど、その数値通り動かないとダメだってのは論理とは別じゃないの?答えが一つだと思ってるなら甘すぎる。
予定通りいかないことなんて人生の殆どがそう。
うまくいかない可能性に合わせてプランを練り直す柔軟性。
現実をちゃんと見てすぐにプランを切り替える決断力。
そういうリンクした一連の力がないようです。
結局最終的に提案してきたのは「みんななんとか頑張れ!!」の根性論だった。いやいや、どうやったら効率上がるのかとかを伝えてくれるんじゃなかったのかと。そう自分で言っていたではないかと。
個人的には、問題点の整理もできてないあたりが「論理的」の意味を分かってない気配を感じるところです。
もうどうすりゃいいのかね。ただ職場の空気が悪くなっただけなんだけど、今のところ。
……めちゃくちゃ「心の雑草」してますね、この記事。