心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

青天を衝け 第23回「篤太夫と最後の将軍」感想

いよいよ江戸時代が終わる時が来ますか。
というか、栄一がパリにいる間に大政奉還って行われるんですかね?

日露戦争についての本を読んでいるんだけど、この頃だと全然江戸時代に生まれた人物が活躍している。東郷平八郎とかね。
逆にいうと、江戸が終わってからその程度しか時間が経ってないのにロシアと戦争をするくらいの近代化をする日本の速度に驚いておりますよ。

日本では将軍による政権返上という大事件が起きる一方で、栄一はパリでサムライ・フォームから西洋風の装いにチェンジする!

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「フォトグラフ」。
この写真って技術は当時の人としちゃ相当ありがたかったかもね。どうやっても絵とは段違いにリアリティ違いますし。

一方幕府の信用が削られたことで借款がキャンセルになったパリチームは金銭的に一転大ピンチだ。
ここでまた栄一の経済テク&行動力が役に立つってことかな。
「為替が〜」の部分、もうちょっとしっかり説明して欲しかった感じありますね。なんやかんやして金を工面するってのは分かったけど、具体的に何をするつもりなのかがよく分からなかった。何かしらナレーションで解説あっても、個人的には良かったかなあ。

いきなり襲撃シーン!!
やっぱ今年の大河、こういうシーンしっかり描いてくるのは明るいシーンとのギャップもあってよりエゲツなく見えますね。

渋沢平九郎、誕生。
でも養子になって早々江戸行きますってよ。
今回は開幕10分でパリの栄一パート、幕府パート、渋沢家パートと動きにラッシュありますねえうん。ガンガン場面展開するやん。

今回の岩倉具視のキャラクター、相変わらず仕上がってんなコレ。
んで西郷隆盛が「戦じゃ」って連呼してますけど、実際もこんなバトルジャンキーみたいな人だったんすか?

徳川慶喜を支える男たちは、既に世を去っているか遠い地にいる。
「政権を、帝に返上する」
これを一人で考えた結果として演出しますか。「幕府を終わらせる」という決断、察するに余りありますね……。
ナレーションパートの徳川家康がこれを聞いているという演出もまた、ここにきてちょっと刺さるじゃん……。

ああ〜幕府騒然だよ。
幕府の侍もパニック、大奥もパニック。
これ、まあ幕府が終わるなんてこと誰も一切考えてすらいなかっただろうからね。
たしか徳川慶喜の決断、本当にギリギリ間に合ったんだっけね。一日遅れてたらその場で戦になってたとかいう。

栄一たちの各国歴訪が中身ほぼ全て語られぬまま、栄一たちの断髪式突入です。
このシーン面白いなおい!切腹するようなテンションで辞世の句みたいに歌を詠み、髷を落とした瞬間を見て周囲が号泣。

フランスは身分による差はなし。ベルギーでは国王自らビジネスを行う。
農民出身、武士になった栄一が髷を落としてみて思う。思考が根本から武士じゃないからこそこの考え方がすんなり入るのかな?
この銀行オーナーさんからいろいろ教わるんかな、栄一。
一方水戸藩士たちは耐えられなくなって帰国。

岩倉具視、復活ッッッ!!
「御上〜〜〜!」
マジで岩倉具視強すぎるって(キャラが)。

後醍醐天皇以来ってのが歴史の凄さを感じます。
そうして500年ぶりに行われることになった天皇家による政治。
結局王政復古が成されたとしても、徳川慶喜は必要というのが道理ではある。ノウハウ的にも人徳的にも。

薩摩のやり方陰湿すぎない?これ。
このドラマだけ見てると薩摩藩のこととにかく嫌いになりますわ。
んでこういう状況であることは栄一たちに伝わるのがだいぶ遅えっすね……。


次回「パリの御一新」。
未だ栄一は日本の詳しい状況は伝わらずですか……?
あと次回が8月15日放送なのか……オリンピックですかね。