心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

本当に環境問題を解決したいなら自分も学ぼうよ、とは思う

温暖化対策サミットでのグレタ・トゥンべリさんのスピーチが話題になっている。


ちょうど全文翻訳してくれている記事もあったので読んでみたけど、その上で思うことは色々とね。

16歳という年齢と、感情を揺さぶる系の内容とで妙に彼女の肩を持つ人が多い。Twitterでも彼女の側に立った人のつぶやきが目立ったんだけど、ちょっと待とうぜと。
そもそも「16歳の女の子」というバイアスかかってる人も結構いそうだし。

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スピーチ読んだら分かるけれども、信じないだの許さないだのというヘイト感強い語句が目立ち、内容面でも「科学的に今のペースでは減らすの無理」みたいなことは言ってるがじゃあ「どうして欲しいのか」「これからどうするのか」が希薄。

ちょっと厳しい言い方になるけど、彼女の学校ストライキ活動は自ら週一で学校行かないことを選択したのであって、それで「私がこんな壇上にいるべきではない」とか言われても困っちゃうんだよなあ、僕は。学校行きながらでも出来ることはあると思うんだけど。

全体読んでみて、彼女自身は問題を解決する方法を提示する意欲が薄い様に見える。権力者の金儲けとかを理由にして、自分が学び研究して環境問題を解決する具体的方法を考えるということはしないのかな?と思ってしまった。
そもそもマジでやる気なら、逆に学校ちゃんと行ってすげえ勉強すると思うんだよな。結局そうならずに権力者のせいにするステージで終わっちゃってるというか。

まだ16歳ですからね。こんなに憤るほどの意志がある人が今から勉強していったら、クリーンエネルギーの画期的な発明とかするかもしれない。自分自身の力で根本的な解決を導き出せるかもしれない。なんか意志の方向性がもったいない気がします。
感情では解決しなくて、やはり論理の積み重ねだと思うのでね。

ちなみに環境問題問題に配慮して、燃料を使う火力発電などをなくしていった上で現代の地球の人口や文明を維持する……となると、原子力発電所をバンバン作るってことに帰結しちまうとか聞きました。あれ環境的には温室効果ガスとか出さないから……。
もっというと、地球温暖化ってそもそも二酸化炭素等の温室効果ガスの増加とかが理由ではない説もあるしね。

ちょっと彼女のバックボーンについても気になる情報はありまして……。
なぜ一番CO2を排出している中国を非難しないのか、とかを組み合わせて考えると、点が線になったりもするんだけど……まあそういう「大人が彼女を利用しているんだ」系の話しちゃうと、信憑性もアレだしやめときます。