先日読み終えた
- 作者: 樹林伸,メンタリスト DaiGo
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/07/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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「冬を越せるキリギリス」 自身の心のリソースと向き合う生き方 - 「げ」の一歩 改
以前こうして感想というかそういうものを書かせてもらいましたが、今回はもう少し自分なりの考え方を深めてみることにします。
一言で言うと「無理ができるリソース」についてです。
仕事でもなんでも、成長するためには自身の限界点を超えたことを行う、つまり「無理をする」という行為が必要になるのは皆さんご理解いただけると思います。
ハイパーヨーヨーだって新しい技を習得する時は、はじめは明らかにできないことをとりあえずチャレンジするところから始まるわけです。なぜハイパーヨーヨーを例に挙げたのかはよく分からないんですけど。
んで、「無理をする」という行為自体がすでにオーバーリミッツなことではあるのですが、その「無理をする」ことにも程度があり、無理をするという言葉で掴み取れる限界点があると思ったわけです。それが「無理をするリソース」ということであります。
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便宜上数値で書いてみると、例えばAくんにとってのオーバーリミッツの限界は110%なのに対し、Bくんは102%しかできない、なんてことはフツーに考えられる話で。
また、好きなことに対しての場合は+10%補正がかかるとか、そんなことも体感で分かっている。やりたくないことをやる時なんて、はじめっから無理をするためのリソースを使うのだからマイナス補正がすさまじいですね。
もちろん環境も上下させるファクターとしては十分機能してしまうわけで、雨降ってたら下がることもありますし、体調悪かったらそりゃ下がるわけです。
こうなると「無理をする時」に限った話でもないんですが、リソースっていうのはかなり変動的なもので、本来持っている基礎的な容量に加えてかなり外的要因によってリソース量も変わるんじゃないかと思ったわけです。
「冬を越せるキリギリス 好きなことだけ続ける仕事術」内では「好きなことをしている時はリソースは減らない」とありますが、リソースが減らないほどの好きなことに出会えていること自体が相当恵まれていることでしょうし、一般的には好きなこととはいえそれなりにリソースを消費する場合がほとんどなのではないかな、と。
また、そのリソースを消費した後の状態ではリソースをあまり使わない行動もしにくくなる、というのもあると思います。最近微妙にブログ更新が疎かになっているのはそういうわけです。悔しいけれど。お前に夢中ではないけれど。
好きなことでも仕事でも、「無理をする」ためのリソースというのは大小の差はあれど存在していて、かつそれらは完全に別になっているわけではなく多少の共有スペースから消費していて、しかもその容量は自身だけの問題ではなくて外的要因によって大きなふり幅がある。
残念だけど、これが大半の人にとっての現実的なリソースの状態なのかな、と思います。
「本当に一切リソースを消費しない仕事に出会う」
ことは相当幸せなことなんじゃないかと思うので、
「自分のコンディション、外部の影響によって変動する自身のその時のリソースを体感的に理解する」だとか「同じことをするにも、どうすればリソース消費を抑えたやり方ができるかを考える」といったことを鍛えていくことが、とりあえず必要なのではないか、という個人的な結論です。
それらは「手を抜いて消耗を抑える」みたいなぬるい考え方ではなくて、もっと精神的な思考回路の変革によってもたらされるものではないかと思います。
「このリソース消費は将来意味を持つ(というより、持たせるという決意を持つ)」
「自分の得意なフィールド(=リソースの消費が少ないエリア)に引っ張る」
「その分野において自分よりリソース消費の少ない人の力を借りる」
とかね。
考えていくといろいろと出てきます。
楽して楽しく生きるためには、考えるってことは必要かな。
それは私にとってのリソース防衛のひとつの手段と言えそうです。
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