今日は映画「ロボコップ」を観てきた。
今上映しているリメイクのやーつだ。
スタイリッシュに、ブラックメタル化してカッコ良くなった「ロボコップ」、堪能してきました。
ロボットが世界の治安を維持するのが当たり前の時代に、世論の反対でそれを行えなかったアメリカ。
様々なきっかけをもとに「人の心を持ったマシン」という突破口を見出したロボット開発企業が、瀕死の重傷を負った主人公・アレックスを「ロボコップ」へと生まれ変わらせる。
アクション的には、金属ボディの重量感はそのままに、カクカクの動きだったロボコップが走る!跳ぶ!そんなシーンがたまらない。
強化された肉体そのものを盾にしながら、攻撃を受けながら敵をなぎ倒していく様は圧巻。
そしてヒューマンドラマの要素がしっかりしていて良かった。
ロボットの身体になってしまったが故の家族の心の僅かなスレと、それを上回っていく愛。
ロボコップの活躍によって世論のロボット反対の風潮は揺らいで行き、そして企業側もビジネスとしてしたたかに利用する。
そのために薬漬けにして感情を抑え込まれるアレックスだったが、妻の言葉に、息子の姿に、そして自身を瀕死に追いやった男への復讐の心が、再び彼を「科学では解明できない何かで」突き動かし、感情を燃え上がらせる。
警察の裏側、企業の裏側、そんなところにまで捜査の手を伸ばすロボコップ。
それはアレックス自身の身を危うい場所へと投じていく……。
ストーリー自体は分かりやすい作品。
だけど暗喩的に「人」と「機械」の狭間がうまく溶け込ませてあって、「心とはなんだろう?」というような哲学的な問いも含んでいて、考えさせられる作品。
ラストの射撃が、頭部のほかに唯一残った右手で行われるシーンには、染み染みと思うものがあった。
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