心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

二夜連続ドラマ「宮本武蔵」感想

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木村拓哉主演「宮本武蔵」を一気観した。

木村拓哉は武蔵やるには綺麗すぎるだろー」と思っていたが、実際に観てみれば意外や意外、ハマり役だったのではないかと思った。


キムタク主演らしいロマンス多めだったが、アクションシーンはしっかりしていたし、脇を固める役者たちも骨太。
楽しめました。



お通は真木よう子
幼馴染の又八はユースケ・サンタマリア

佐々木小次郎沢村一樹
柳生石舟斎には武田鉄矢
宝蔵院の大御所、西田敏行
伊達の家臣役に竜雷太

熟練の名優たちが世界をしっかり支えている。


そしてなによりインパクト凄まじかったのがこちら。

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吉岡流剣術当主、吉岡清十郎役の松田翔太
キャラクターが一人だけ仕上がりすぎである。



絶対的強者として徹底した設定の佐々木小次郎がいい感じ。時に武蔵を助け、互いに強い者だと認め合いながら、剣を志す者同士惹かれあう。


あと又八がほんとにクズ野郎でたまりませんね。



下がり松での吉岡一門との壮絶な殺し合いは圧巻。
木村拓哉の底力を垣間見た気がした。



正直大河ドラマ「武蔵」が良すぎたので比べてしまうのだが、違う武蔵像。
もっと悩み苦しんで生きた宮本武蔵。それがテーマだったのかな、と感じた。