心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

刃牙道 第50話「解禁」感想

刃牙道最新巻は3月6日発売!!

5巻は愚地独歩がぶった斬られてニートになり、本部が烈を守護しだすくらいまでか。


烈海王VS宮本武蔵、その試合直前の闘技場中央には、こんもりと砂で山が作られ、そこに槍とか剣とか、色々突き刺さっていた。
……ほとんど烈海王用の武器のように見えるんですが。フェアじゃなくね?

観客達はここに至り、ようやく自分たちの危険性を知ります。
今までだって目突き、金的、噛み付き有りの、とてもテレビじゃ放送できないルールの闘いを見てきた。そんな試合だからこそこの「地下闘技場」で、選ばれた人間だけが見ることが出来たのだ。
……武器の解禁。
自分達が見たいものは「殺し合い」なのか。
観客達自身が混乱し始める。

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烈さんの控え室には……主人公・刃牙が訪問だッッッ!
いつものパターンですね。この人はいつもそうだ。ピクル編の時も他の人の試合前後にちょいっと顔を出しやがる。

宮本武蔵は剣術家なのだから、剣を持ってもらってこそフェア。それが烈理論。
「侍なんだから刀使えばいいじゃん」
「俺にはそれが言えなかった」
烈海王のフェア性を褒め出す刃牙。なんだろう、このやりとりって表現を変えつつ繰り返されてるよね。もう烈がそういう人間なのはみんな分かってます。そしてそれが烈海王の弱さでもある……ってことに気付くんだ。
服の中には大量の武器を仕込んだ烈選手。セコンドには郭海皇も控え、烈海王サイドはテンションが高まっています。


対する宮本武蔵控え室。
刃牙の付き人してたおじいさんがまさかの宮本武蔵のセコンドか。
慣れた手つきでたすき掛け。
「ふむ……」
特別昂ぶった様子もない武蔵だが、歴代チャンピオンの付き人をしていた付き人マスターには全て見えていた。
「とてもこれから殺し合いをする人には見えない」
「わくわくしているようだ……」
と。武蔵は静かに楽しみを増してるらしい。

「わくわく……とな」
繰り返す武蔵。武蔵の時代ってわくわくという表現あったんだろうか。
まだまだ雑念だらけ。
宮本武蔵、いまだ明鏡止水は程遠いらしい。

刀を腰に帯びると、宮本武蔵は闘技場へと足を踏み出した……。
来週はついに開戦でしょうか。



しかしこの武蔵、一体中身は何歳なんだろう。
五輪書を執筆していた最晩年期でも明鏡止水に至ってない、とは流石に考えにくい。
でも有馬や秋山は倒している。

終盤は明鏡止水モードの「アーティスト」武蔵が開花するから、それ以前の「脂乗りまくり宮本武蔵」が降臨したと考えないと
不自然なんだよな。
よく動く時代の身体が再び手に入りサムライスイッチ押されたと考えてもいいんだけど、だとしてもこんなに血気盛んでもないでしょう。
……吉岡一門倒した直後くらいが個人的にはイメージしやすいんだけど、だとしたら武芸スキルの高さとズレる気もするし。


あと本部さんどこ行ったんだろう。
こっそり観客席から見てるんだろうか。


まあ武蔵カッケーからいいや!